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ラジオ時々、半蔵門

半蔵門と目にして真っ先に思い浮かぶのはモチロン、東京メトロ半蔵門線で間違いない。しかし、路線を利用することや耳にすることはあっても、半蔵門駅で降りることはまず無い。

私にとって半蔵門はあまり親しみがない……というか、訪れることも近くを通ることすらほとんど無いのだけれど、その名前自体を耳にする機会は何故か多い。
それもそのはず。ラジオでおなじみTOKYO FMは「アースギャラリー」と来れば、同じ様に聞き覚えのある方も居るのではなかろうか。
そう、今回はラジオの話を中心にお届けする。

アースギャラリーというのはTOKYO FMの本社にあるスタジオ。冒頭「アースギャラリーから~」といった文言で始まる番組も少なくない。
TOKYO FMのスタジオはいくつかあるが、特に印象に残っているのは「渋谷スペイン坂スタジオ」や「Ginza Sony Park Studio」など、所謂いわゆるサテライトスタジオの方だろうか。今はもうどちらも無くなってしまったため、遠い思い出だ。

数年前はTOKYO FMの番組をよく聴いていた。特に午後の『高橋みなみの「これから、何する?」』から『シンクロのシティ』の流れは、あの時間帯にちょうど良かったのを覚えている。
快活でメリハリのある高橋みなみ氏の喋り方が眠くなりがちな午後の始まりにピッタリで、ゲストを交えたトークに花が咲く、お昼のバラエティといったような構成は楽しいものだった。

その後のシンクロのシティは少し落ち着いたトーンで始まる。
堀内貴之氏のゆったりとした語りが昼と夕方の狭間の時間にとても心地よく、東京とその街に生きる人にスポットを当て、東京という地域に密着するスタイルの番組作りというのも他にない面白さだったと思う。
両番組とも既に終了してしまっており、非常に寂しい限りである……仕方がないことなのだが。

それぞれの番組オープニング曲であったRAM RIDERの『東京論』、□□□の『Tokyo』は未だ思い出深く、午後になると時々聴きたくなってしまう。
東京を歌った曲で好きなモノはいくつもあるが、その中でもこの二曲は思い入れも込みで特別な存在である。是非聴いてみてほしい。


『これ何』終了後半年辺りからラジオ聴取の機会が減りしばらく離れてしまっていたのだが、最近になってまた聴く事が増え、さらに直近で半蔵門に立ち寄ったこともあって今回はラジオの話と相成った。

話題は移るが、パーソナリティをされていたお二方はそれぞれ別の局で新たな番組を担当されているようだ。
高橋みなみ氏はニッポン放送で『高橋みなみ 八王子調査隊』を、堀内貴之氏はJ-WAVEで『MID NITE ZINE~WANDERLUST~』と局は変われど、変わらない声を聴けるのは嬉しいものである。

一応タイトルに半蔵門と入っているものの、結果的にラジオの話に熱が入りすぎてしまった……。
箸休めということで、どうぞよしなに。

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