安藤ケージ

街をブラブラするのが好きです。 都内を中心にお気に入りのスポットに関するコラムを書いて…

安藤ケージ

街をブラブラするのが好きです。 都内を中心にお気に入りのスポットに関するコラムを書いています。

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最近の記事

ササハタハツ 笹塚編

笹塚、幡ヶ谷、初台。ひっくるめて「ササハタハツ」。 新宿の流れから渋谷区であるのを忘れがちだが、そんな所も含めて親しみやすさは渋谷イチ。 まずは「ササ」からブラブラしてみよう。 笹塚アパート郡 最近ではあまり見なくなってきたけど、所謂団地といった風情。 ここと同様に都営住宅であるものの、近辺では新宿にも世田谷にもある。少なくなってはきたとはいえ、以外にも未だ多く残っているのだ。 最近はアーティストのアトリエとして貸出も行っているようである。なにせ渋谷区なワケだし、アクセス

    • 赤坂

      TBS。あるいは赤坂サカス。自分の赤坂のイメージって、大体このどちらか。 ビジネス街寄りではあるんだけど、だとして面白い所が無いワケもなく。歩いてみると意外と楽しい街だったり。 TBS 改札から直通、TBSに続く階段では『ハリー・ポッター』に関する展示が行われている。 壁には沢山の額縁、階段の真ん中には一際目立つ大きなオブジェクトが鎮座している。作中のアイテムを再現したものなのだろうか。楽しそうに写真を撮るファンであろう人々で賑っていた。 地上に出て周りを見渡すと、一際

      • 目白

        駅舎を出て周りを見渡すと、綺麗な駅前だといつも思う。そんな目白。 駅だけでなく街全体が整然としているように感じるけど、なぜそんな印象を抱かせるのかは想像に難くない。 一番の理由はやはり「学習院大学」だろう。由緒正しき大学であるのは説明するまでもなく、特筆すべきはその敷地面積である。 地図を見る限り目白の1/4ぐらいが大学の敷地なのではないだろうか。 その大きさにも関わらず、学校の周囲は綺麗そのもの。重厚感のある石積みに低木と並木のコントラストがよく映え、一層風格を醸し出して

        • 神泉系バンド フレンズ

          前回の神泉から、続きモノという体で。 神泉系バンド「フレンズ」。 好きな曲と、それに関する小話を書いてみる。 『iをyou』 現在、絶賛放送中である「きのう何食べた? Season2」。前作にあたるSeason1のエンディング曲。聞いたことのある方も少なからずいるのではないだろうか。 別にいつ聴いたっていいのだけど、夜に聴きたくなる曲が多いフレンズ。「遅い帰宅」というワンフレーズから、この曲も夜というイメージだったがミュージックビデオは意外にも明るい雰囲気。 「きのう

        ササハタハツ 笹塚編

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        • 12月
          2本
        • 11月
          7本
        • 10月
          8本
        • 9月
          9本
        • 8月
          10本

        記事

          神泉

          渋谷の隣のオシャレタウン。そんなイメージだけど、実際にはどうだろう。渋谷の隣といえば原宿か青山か、あるいは代官山、はたまた恵比寿か。強豪揃いな周囲の面々と比べると少しマイナーな印象を受けるかもしれない(渋谷周辺にメジャースポットが揃い過ぎているというのもあるが)。 実際の所はお高めの住宅街といった風情だけど、格式高い感じもそれほど無く。親しみやすそうなオープンなお店も多く、ある意味渋谷よりも肩肘張ることなく歩ける街と言える。 渋谷との間にある円山町から地続きのためにストリー

          改めての自己紹介と今後の話

          記事もそれなりに充実してきた所でたまにはと思い見返してみたのだけど、一番最初の自己紹介の淡白さときたらもう。 自分の話をするのが得意ではないのであまり筆が乗らなかったとはいえ、素性がイマイチ謎なままでは情報の信憑性も怪しくなってしまうもの。 改めて自分の話と、今後の話をしていきたい。 まず、東京に関する記事の話。これらは実体験を元に書いたものであり、今までに紹介した場所は全て訪れている。 訪れてからすぐに書くこともあれば、何年か前に一度行ったきりという場所もある(こうした場

          改めての自己紹介と今後の話

          だいぶ下って 和田堀公園

          前回、福禅寺川を下ってロケット公園まで歩いてきた。 福禅寺川緑地をさらに下って東地区のそのまた先に進む。そこが今回の目的地、和田堀公園である。 そこ、と断定するにはあまりにも広く、そして長い公園だ。川の両岸に沿うように作られている立地であり、敷地が全てが繋がっているわけではないというのもややこしさに拍車を掛ける。 当然、総合的な敷地面積は相当な大きさ。感覚的には代々木公園よりも大きく感じる。のんびり歩いていると、いつまで経っても公園が終わらないというような錯覚に陥るくらい

          だいぶ下って 和田堀公園

          まねき通り商店街

          もう三度目になる新宿区だけど、まだまだ紹介したい所は沢山ある。 今回は「まねき通り商店街」。 以前に紹介した「花園神社」からさらに東。最寄りは曙橋駅か東新宿駅か、そのちょうど真ん中ぐらいの絶妙な立地。 新宿駅からは徒歩30分程度なのでそこまで遠いというわけでもないのだけど、歩くと意外といい運動になるぐらいの距離だ。 そんなわけで繁華街の喧騒からはそこそこ離れているため、この辺りは公園だったり学校があったりと比較的穏やかな印象を受ける。 新宿もここまで来ると、もうフツーの街。

          まねき通り商店街

          ラジオ時々、半蔵門

          半蔵門と目にして真っ先に思い浮かぶのはモチロン、東京メトロ半蔵門線で間違いない。しかし、路線を利用することや耳にすることはあっても、半蔵門駅で降りることはまず無い。 私にとって半蔵門はあまり親しみがない……というか、訪れることも近くを通ることすらほとんど無いのだけれど、その名前自体を耳にする機会は何故か多い。 それもそのはず。ラジオでおなじみTOKYO FMは「アースギャラリー」と来れば、同じ様に聞き覚えのある方も居るのではなかろうか。 そう、今回はラジオの話を中心にお届け

          ラジオ時々、半蔵門

          新御徒町のレンタサイクル

          もう5年前くらいになるか、足繁く通っていたレンタサイクルポートがあった。「下町タウンサイクル」というサービスだったか。 足繁くといってもせいぜい月に一度くらいのもので、熱心とは程遠いものの楽しむのにはちょうどいいペースであった。 以前に三軒茶屋を紹介した時も似たような話に触れたが、こちらも同様にコミュニティサイクルであり、ポートが点在している。 その中でも御徒町からも歩いていけるアクセスのよさもあって、この新御徒町のポートにはよくお世話になっていた。 今までに紹介したスポッ

          新御徒町のレンタサイクル

          広尾

          言わずとしれた高級住宅街というイメージがある街、広尾。芸能人御用達だとか、ホントかウソかは分からないけど確かにそんな風格を感じさせる。 渋谷区ではあるのだけど、同じ渋谷区でも笹塚辺りとは全然違う(あまりに極端な例かもしれないが……)。立地的にも近い麻布の方に似た雰囲気だ。 派手さ控えめで住みよい街というのが第一印象である。 この辺りの有名所といえば「広尾ガーデンヒルズ」あるいは「広尾ガーデンフォレスト」では無いだろうか。少なくとも都内では相当に有名なマンションだろう。 私の

          おかのうえ公園

          もはや語るまでもないタイトルである。どう考えても丘の上にある公園だとしか思えないだろう。ここまで安直なのもどうかと思うのだが、本当にその通りの公園名だというのだから仕方がない。 紹介に困ると分かっていてもなおオススメしたいスポットなのだから、これも仕方ないのだ。 正式には「中野区立おかのうえ公園」というらしいので間違いなく中野区なのだけど、落合から程近いこともあってどうも新宿っぽい感じがする。以前紹介した「北新宿公園」はギリギリ新宿だったのに対し、こっちはギリギリ中野といっ

          おかのうえ公園

          六本木の昼の顔 2

          前回はこちら。 檜町公園内をしばらく歩くと「東京ミッドタウン」の芝生広場の方に繋がる。せっかく近くまで来たので今回はミッドタウンに入りたい……のだけど、ヒルズはダメとしたのにミッドタウンはどうなのよ?ってハナシ。 詭弁と言われても仕方ないのだが、前回触れたのはあくまでもヒルズのみということで……何卒勘弁いただければと。 とはいえ普通に中を紹介して回ることもなく、いつものようにお気に入りスポットを一つだけ。 ミッドタウンタワー5階にある「東京ミッドタウン・デザインハブ」とい

          六本木の昼の顔 2

          神南

          ジンナン。原宿と渋谷の間にあるにも関わらずあまり主張のないその街は、相も変わらず存在している。 渋谷でいいとか、原宿じゃないかとか、なにかとまとめられてしまう。でも、そんな狭間感が好きなのだ。 どちらから近いか……これは難しい。しかし、渋谷から足を踏み入れるという人が大半ではないだろうか。 なぜなら「渋谷モディ」辺りまで行けば、既にそこは神南だからだ。原宿からは「国立代々木競技場」の方に向かうだけではあるものの、わざわざあちらの方に行くことは少ない。せいぜいイルミネーション

          ゆったり下ろう 善福寺川

          福禅寺から流れる杉並区を横断する長い川であり、いつか紹介した方南町で神田川と合流して続いていく。 特に永福の辺りは福禅寺川を中心とした緑地や公園がとても多く、杉並区の人々の憩いの場となっている。 歩きつつ、休憩を堪能する——なんだかムジュンしているようだけど、川の流れに逆らわないようにゆったり楽しんでいきたい。 福禅寺からでは永福の方までは遠いので、ひとまずは南阿佐ケ谷から攻める。そうは言っても川まで距離があるためだいぶ歩くことにはなるのだけど、休憩が待っていると思えばそう

          ゆったり下ろう 善福寺川

          茗荷谷 播磨坂

          タイトルを一目見て思う。 「何と読むんだろうか?」 いやまあ、もちろん分かってはいるのだが、改めてじっくり見てみると難しい漢字だと思う。 それぞれ「みょうがだに」「はりまざか」と読む。「みょうが」の方はまだ馴染みのある食材なのでなんとか分かるが、「はりま」はちょっと無理だ。 地名で一悶着挟んだが、今回は茗荷谷、ひいては播磨坂を紹介したい。 播磨坂といえばさくら並木。 今まで桜の名所は度々紹介しているものの、例によって季節外れなので桜に関する話は今回も割愛。果たして満を持して

          茗荷谷 播磨坂