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Design of Tea Ceremony |炉とか風炉とか 季節によって変わるお点前

茶道というものは、季節やらお道具が変わると、お点前がダイナミックに、もしくは微妙に変わってしまいます。
物覚えの悪い私にとっては大変困ったことです。

Design of Tea Ceremony 茶の湯のデザイン は、そんな困ったお点前の変化を、デザインにこじつけることで、お点前を覚える(私の)助けになればよいなと思いはじめました。


お点前の変化が一番大きいのは「炉の季節」、「風炉の季節」による変化。
釜の位置が変わります。

炉の季節は、11月はじめ立冬(2018年では11月7日)の頃から5月のはじめ立夏(おなじく5月5日)の頃、主に冬の季節。
一方、風炉の季節は、5月のはじめ立夏の頃から11月はじめ立冬の頃、主に夏の季節。

炉の季節は、寒い季節。炭の温かさが嬉しい季節。
風炉の季節は、暑い季節。炭の熱さは遠慮願いたい季節。

だから、炉の季節はお客さまと釜が近く、風炉の季節は離れます。
おもてなしが釜の位置(デザイン)に表れています。

Design of Tea Ceremony
季節に合わせて釜の位置を変えることは、おもてなしの心の表れ


釜の位置が変わると、お点前も変わってしまいます。
そろそろ、炉から風炉へと変わる季節。
炉のお点前になじんだ頃に風炉のお点前に変わってしまう。
はぁ、困った、困った。


(断りを入れるまでもなく、上記一切は個人的な見解です。
さらにいうと、お稽古を続ける中で、考えもまた変わっていくような気がします。)



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