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一握の砂でも

来世と気軽に口にしたけれど
次があると思うなだよなあ
次も人間だと思っている傲慢さに
能天気さに気づかなくてはいけない

いやあ
地球上の生き物の数から言ったら
単純に言って次に転生する
可能性的に高い生物は虫だ
多分次は虫だ
そう思っていて確率統計としては間違っていないはず

人間でしかも日本に生まれられるなんて
嫌な喩えだけど
ピラミッドの上の上の部分の数ブロックよ

つまりさ
っていうほど文章は展開してないけどね
お許しを苦笑

今度はsyrup16gというバンドの
ライブにボッチ参戦するのだけど
え?知らない?
ああ、そういうときのGoogleさんです
アレクサさんでもいいと思います。
尻いやSiriさんでもいいと思うので調べてみてくださいね

BUMPと同じ時期にデビューしたバンドです。
生活という曲がすごく刺さったので
今もライブやっているなら
生きているうちにこの目が黒いうちに行ってみようと思うんです。

一曲しか知らないのに行くのか半ば呆れられることも多いんだけど

いや知ってる曲を確かめに行くわけじゃないから

なんなら全部知らなくたっていい位だ
もしそのときの自分との間に走るものがあれば
そこから始めればいいし

追いかける時間はあるかはわからない

ああ
あの時
行けばよかった
言えばよかった
そんなことだらけなのは
年を少し取れば誰でもわかる

生活がある
前にも書いたけどバックパック背負って
ムンバイ空港で待ち合わせする身軽さはない
親の役目ってのがあるから

かげろふの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬ
って兼好法師さんが言ってたのを
いやいや暗記させられたけど
この年になってみると
本当にその通りだと思うし
私が思うようなことなんて
昔の人がもうみんな書いてくれちゃってるんだなって苦笑

惜しい惜しいと満足しなければ
人生が百年になったって永遠に生きたって
一夜の夢のごとしって

先のことを考えて
保険をかけて
リスクを回避して判断して
一見安パイなようでいて
実は今手にしているものが何もなくて
空っぽなことに気づけば

先が見えないと不安で別れてしまったあの人とは
その日暮らしの蝉のように
一日一日を鳴き切ればよかったのかもしれないし
そうやって生きているうちに
今の足場が変わって、先の景色もまた変わっていったんだろうと思う

今と自分しか確かなものはないし
そこに賭けて生きることしか
そのさきと繋がって生きることはできないんだと

リスクを取って今を選択してみて
無茶とバカをやってみて
初めて自分の人生を生きていると思う日々がやってきた

もう五十だけどねん笑




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