沢先輩 風に吹かれて

沢先輩は、高校のひとつ上の先輩でした。
軽音楽部で文化祭のヒロインでした。
大分大人になってから、沢先輩が強制連行された「りゅう・れんえんの歌」や、瀬戸内のハンセン氏病の隔離施設に長く関わっていることや、茨木のり子さんの詩を歌っているのを知りました。

高く、低く
優しく、強く
囁くように、叫ぶように
うめくように、祈るように
自由自在に空間を彼女の声が支配して
ライブは圧倒されて
声もでません
拍手も忘れるくらい
ただ、ひたすら涙が流れ喉の奥からこみ上げる嗚咽に吐きそうになります

長く歌い継がれた歌たがら
歌の力を信じます

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