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相棒に亀山薫帰還の件

タイトルなんかつけたけど、ただ個人の思いのたけを叫びたいだけのなぐり書きである。
それほど衝撃だったニュースだった。
※個人的な昂り記録なので、お見苦しい&読みづらい点は「しょうがねえ奴だな」的に生ぬるく流していただければ幸いです。

変な声と不信感が出た朝


寝不足で頭痛がしていた朝。
目覚ましのアラームと同時にニュースの通知が届いて眠気が吹っ飛んだ。
ついでに頭痛も治まった。下手な頭痛薬より即効性があったニュースがこれ。

亀山薫の帰還である。

相棒はプレから見ているけれど、ファン層としてはライトな私。全相棒は把握しているけれど、全話制覇はしていない。そんな私ですら、やさしさを半分も必要としない頭痛薬になった。

ニュースタイトルで変な声を出したが、すぐに冷静さを取りもどす。

落ち着け。
またいつもの飛ばし記事かもしれない。
これまで何度騙された?
次は女の相棒だの、若手のイケメンだの、さんざん出てきたではないか。
亀山薫復活だなんて、ていのいいアクセス数稼ぎに使われる可能性は十分にある。
とはいえそうであったとしてもクリックせねば先には進めない。
騙されたとき用の心臓を用意してショックをやわらげる。

さあ、意を決してクリック。

公式ぃいいいいい!現実ぅううううう!

事実であった。しかもちゃんと寺脇さんである。

「おかえりーーーー!」

もはや自分はどの立ち位置から叫んでいるのかわからない。でもおかえりなさい。別に留守守ってたわけじゃないけど。

そんなことを思いながら、朝からベッドでタオルケットが簀巻きになるほど、セルフトルネードをしてしまった。

しかもメッセージまで発表。
これがまたエモい。

聞きたかった言葉があった水谷さんと寺脇さんのコメント

最初の相棒として長年やってきた薫ちゃんがいなくなって、杉下右京がどう思っていたのか、とぎれとぎれの刹那にはちょっと見せてくれることはあっても、基本、冷静沈着頭脳明晰変人とまで言われた杉下右京である。なかなか本心のすべてなんて見せてはくれない。それでよかったはずだった。

が、ここに来て、水谷さんのこのコメントである。

そんな日が来ることを、杉下右京は何度か何度か夢見ていたに違いない。

テレ朝プラス

待ってた!?
杉下右京も待ってた!!!
これがエモくなくて何がエモいのか!
言ったのは杉下右京じゃなく水谷さんだけども!!

過去に戻るのではなく、新たな未来にまた二人で向かうための再会を、右京は淡々と待っていたに違いない。

テレ朝プラス

コメント、一言一句無駄がない。
さすが杉下右京。……じゃない、水谷さん。
未来のために再会したかったのか、右京さん。
もうこれだけでお腹いっぱいなんだけど、寺脇さんもまた泣けるコメントを。

14年ぶりに僕の分身「亀山薫」を演じることができる機会をいただけることに感謝の気持ちがいっぱいです。

テレ朝プラス

分身!分身と思っている大事な役!!
もう亀山薫バンザイ!テンションの上げ方わかってる!さすが薫ちゃん!
……じゃなくて寺脇さん!

役者人生の師匠と言っても過言ではない、水谷豊さん演じる「右京さん」とまた”相棒”として

テレ朝プラス

そして何よりこれを聞いて感無量だった。
ありがとう相棒。ありがとう寺脇さん。

長くやってるシリーズだから、多少の雑音はあるのは仕方ないのかもしれない。
でも根も葉もない不仲説とか、いらないんですよ。勝手に決めつけないでほしい。
信じていたわけじゃないけど、この一言で相棒降板したときのあれこれ言われていたの、全部洗い流してくれた。

そういうなんかイヤなものを嵐のように登場して、こんな形であっという間に消し去った。相棒らしい美しい上品な消し去り方だった。勝手に私が感じてしまっただけだが。

歴代の相棒について思うこと

私はわりと全相棒が好きだったので、それぞれ意味があったし魅力的だし楽しませていただいた。
そういう意味では薫ちゃんでなくてはならなかったというわけではなかった。

初代の亀山さんのときは冷静な右京さんに対して熱血直情行動型。バディとしてよくある、でもとても好きなコンビネーション。右京さあああん!って泣きつく感じがリアルのび太みたいで、相棒なんだけど甘えと信頼が混ざりあっていてとても不思議で心地よい関係。好き。

亀山離脱ショックから抜け出せず、次の相棒なんて認めないんだからね!?とどこかで思っていた2代目神戸さん。小姑か。
知と知で神戸さんの人間味が出ていくのが心地よく、3話目のミスグリーンの回で完落ち。(早すぎ)

すっかり神戸さん落ちした後に迎えた3代目のカイト君。
親子じゃないけど疑似父子関係が描かれたんだろうなと思うようなコンビでした。
そして初回からセレブ感。右京さんの英国紳士アドバンテージが惜しみなく発揮されるわ、絶対音感だわ、右京さんに息子いたらこうだろうなあと思うような初々しさで、初回落ち。(さらに早い)

すっかり相棒チェンジに慣れた頃に登場した4代目の冠城さん。
始まるまでは思い出せるのがビーチボーイズやGTOやチープラブとかだったので、どうなるのか怯えもあったけれど、初っ端の似て非なる右京系男子に「あ、これ大丈夫なやつだ……」と放送開始15分で納得。(もう抗う気もない)

そして5代目、再びシン・亀山(寺脇さん談)である。

イタミンの反応を待ちわびている

未来志向ということなんで、可能な限りの全キャストは戻すの難しいとは思う。できれば美和子さんは出て欲しいけれど。
あのとき出ていた人で今はレギュラー外れた人は何人もいる。

当時から残っていて、亀山薫のもうひとりの相棒といえば、捜査一課のイタミンこと伊丹さんである。

普段あれだけ「特命係の亀山〜!」って絡むのに、薫ちゃんが警察やめるとなった途端、廊下で見送ってたさみしげな姿を未だに忘れられない。
相棒界随一のツンデレである。

そんなイタミンが帰ってきた薫ちゃんになんて声かけるのか、もう楽しみで仕方ない。

亀山薫はどうして今まで出てこなかったのか?

サルウィンだからだよ。ってのはさておいて。
神戸さん見てるとかつての相棒が出るのがNGだったわけじゃない。

ちょっと帰ってくるとがゲストとかって、期待していた人もいたんじゃないかと思うんですよ。
警察やめてサルウィン行きだから復帰は絶望的とどこかで思っていたし。警察に入らないと特命係にはなれないから。

まあカイトくんは仕方ないんだけど、ここまで出ないのも寂しいなあと思っていたが、もしそれがあったら、今回5代目復帰がここまでインパクトがあっただろうか?

もしかしてこれが亀山薫卒業時からすべて計画されていたのでは、とふと思ってしまった。
もしそうなら相棒シリーズは今まで長寿シリーズでは見たことがないような世界が見られるかもしれない。
ゾクゾクするほど楽しみ。

以上、叫びたかった思いのたけである。
ここまでお付き合いいただいた酔狂で優しい方、ありがとうございました。
新シリーズ、楽しみに待ちましょう。


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