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春を待つ


今年も春を待つ、この季節

昨年と同じようにカマキリの卵を見つけ
この寒空の下でも、小さな命は卵の中で春を待っているのだと思うこと


池はまだ氷が張っていて
息子と2人で氷割りに精を出す

水芭蕉も緑色の葉を伸ばせる春が来るのを待っている
じっと氷の中で眠るように

昨年と同じ景色

昨年と同じで自然の中では何一つ変わらない

でも、自分の世界は変わって行くし
変わらないところもある

こんな風に1年前とは随分と変わった心で、自然の中の昨年と同じ景気を見ていると
変わらないことも、変わることも、どちらも喜びなのだと知ったりする

流されるように人生は過ぎて行く
それは、なだらかに
時に濁流の様に

流れの一部にいるときは見えない景色は、少し先に行った時によく見えてくる時がある

昨年の自分を眺めるように

流れはそんな自分を少しづつ変えながら、でこぼこの石に叩きつけられながらも少しづつ強くして行く

全ては流れの中に

いつでも、流れは出来ている

何をしても何をしなくても、きっと然るべきところに向かって行く

そんな風に思うこの頃

流れに逆らわないことは、パラレルワールドと言う考え方に反しているのかもしれない

でも、私が思うのはパラレルワールドなんてものはないと言うこと

その時の心の土台の在り方が、その時できる人生の選択を必然と決めているように思うから

バタフライエフェクト理論さえも、私は然るべき時に然るべきものがちゃんとやってくる様にいつも思っている

だから、全ては人生の自然治癒力に任せることが1番いいように思う

力を込めて走る時も、力を抜いて身を任せる時も人生の流れと共に
そうすればいいだけの事

流れの中に

辛い時こそ流れに身を任せて

空き缶が流れてくる時があるように
川の中で100円を偶然見つける時があるように

そして、冬を通り越し春が来ないように
良いも悪いも、来るべきものは然るべき時に来る

だから、じっくり今を生き春を待つ

その時々の景色を面白がりながら

カマキリの卵の中の新しい命の様に
全てを受け入れて


なんて思うのですが、ついつい力んで生きてしまうもの

ですが、そんな悩んだり間違ったり間違えないようにと忙しい自分もきっと
いつも一生懸命で頑張っていてかっこいいよくて
ついでにすごく可愛らしいじゃんと思えたら良いのかもしれないと思いながら

少し昼寝をする様にまた流れに身を任せてみればそれでいい



akaiki×shiroimi


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