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心と絵  手描きの過去作 まとめ



とてもありがたい事に、過去の手描きの作品を見てみたいとのお声を頂きましたので
眠っていた手描きの過去作(未発表作込み)をご紹介させて頂きます


現在は、全てデジタルでの作画になりましたが
デジタルイラストを描く前は、全て手描きで描いておりました

私自身の技法と使用している画材は
アクリル絵の具を使用していた時以外は
ほぼ、ベースをコピックで入れ
細かな部分を油彩の色鉛筆で描き込みをしていき
その上に水彩の色縁筆でぼかしを入れ
パステルでマットに仕上げる
この工程の繰り返して描いていました

使用している紙は、ワトソンもしくはVifArt 細目
どちらかというとVifArt 細目の方が紙の目が細かく好みでした


小さなスケッチブックにちまちまサラサラと細かく描くのが好みだったのでサイズは
ほとんどが小さめです


過去に描いた絵は、どれもが今の自分に通じて行く物です

長らく自分探しをしていたことや
当時は絵を描く事が本当の自分自身とのコミニケーションツールだった為

とにかく、自分の心情を描いたものばかりです

日々の葛藤や苦しみ、悲しみ、どこかそんな日々に負けたくないという気持ちも含め
様々な感情を描いてきました

そんな自分の絵のスタイルを見つけたいと言う方や
自分探しをしている方にも楽しんでいただければと
これまでの経緯と共に過去作を載せて見る事にしました


絵の考察に一言を添えていますので
少しでも絵と共に心に響いてくれたら良いなと思います

▼心にずっしり来ない方のさっぱりかわいめテイストの手描きイラストもまとめています


人物画



何かにいつも足を取られていながらも他力本願

何かが助けに来てくれると何もせずに甘えていたこと




※こちらは、これまで絵の中で唯一ベニヤに描いた大きな絵で油絵です

私は私を抱いて、取り残された世界で泣いている

寒くて、凍えてしまいそうで
飛びたいと言っている自分を抱いて今を生きて




胸に沁みる夜の空

終わりが来ることは知っていた





ママ・リザの昼休み  自画像


微笑している心の中には

なんとかやり過ごして生きている心の中には



アクリル


アクリル絵の具で描いた作品はかなり少ないですが一部です



思うままに、思うままに




エスケープ
異世界への入り口
別世界への入り口



家族というものは、目に見えているものだけで構成されているわけでは無いから

よく見て
目を凝らして

何が隠れているかを見定めて

本当のことは言わないけど
本当のことは知っている



自分の殻に入って自分を運転している自分がいる気がする

本物はどっちだろう



その他


見猿、聞か猿、言わ猿

目を伏せて仕舞えば、耳を閉じて仕舞えば、何も言わなければ無視してしまえるもの
そんな一時の快楽に染まって何かを見落としたくは無い



群がる美しさ

家の中はいつでも寒い



何かがこびりつく感覚

亡霊のような、誰かの重たい意識の様な
幸せになりたいから
1番楽な幸せを欲しがっている

そのために潰れて行くものがあることは、安堵を欲しがる物には見えていない



悔しくて、やりきれない

自分の目で見ているものを誰かに伝えられない悔しさ



どこにもかしこにも果実を奪おうとして手を伸ばして

1つしかない何かを捥いでしまう



第19回 アートフェス ミニアチュールの部 入選作品 目覚めの女神

真っ暗な鍾乳洞の片隅で誰にも知られず目を覚ますたましいがあること




これまで描いてきた絵について


私はakaiki×shiroimiと言う名前で活動をしていますが

akaiki×shiroimiと言う名前には本当の自分と適応するために作られた自分の2人を自分とした名前です

過去のこの絵を描いたのは幼い頃に適応する為に封印した本来の自分akaikiでした


本当の自分と、社会の中で生きるために作られた自分は私にとって別物で
両親に心を育てもらえずに生きてきたからこそ適応出来ない自分を封印して
社会性を持った自分を新たに作ってきました

そんな本来の自分akaikiはある一定の条件を満たした時にだけ絵を描きにきて
こうして絵の中に自分の本当の心を残して行きました

この絵は全て、本来の自分とのコミニケーションツールです


今となっては、本来の自分やら何やらが混ざりすぎているのか
良い兆候なのか
全くわからない程になりましたが

本当の自分との約束を果たすために
絵を描いて、文章を書いて
そして、いつかは本当の自分として生きていける場所に辿り着くことを目標に生きています

それは、ひとりぼっちの惑星にいつか帰れるように

akaiki×shiroimi


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