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ぼっちで上海を徘徊した話1

だいぶ前の話。

会社がお金を出してくれて、
中国語の学校に通っていた。

そして当時付き合っていた彼が
中国語ネイティブレベルだったこともあり、
中国への関心がかなり高かった。

そしてある3月、休みを取って旅行に行くことにした。

行き先は中国・上海。


中国に行きたがる友達がいなかったため、
一人で行くことにした。

そもそも友達が少ない陰キャという事実は
突きつけないでもらえるとこれ幸い。

飛行機とホテルだけ取って、
あとは完全フリーダムの3泊4日。

なお安い飛行機を取ったため、
行きも帰りもトランジットが発生した。


韓国で乗り継ぎだったため、
ウォンも持っていったらワンチャン韓国の空港でも何か食べたり韓国コスメ買ったりできるかなーなんて思ってた。

日本で数千円だけ交換していったウォン。
のちにあんな使い方をする事になるとは…。

中国はキャッシュレス決済が日本より遥かに普及しているため、私もWeChatに登録し、
WeChat Payを開通させておいた。


中国に銀行口座がある人しかチャージができない仕組みになっていたため、
彼氏と知り合いの中国人に無心し、送金してもらう事で残高を確保。

「使わなかったら返すから!」

というご都合主義の極み的セリフで借りた。
借りたというかもらった。
あこぎ🥰

連日の大PM2.5祭りの天気予報に怯えながらも
早朝羽田発のアシアナ航空で出発。

韓国に着き、乗り継ぎで上海に行く人が私ともう一人しかいなかったらしく、私のフルネームが書いてある紙を掲げたスタッフさんが待ち構えていて乗り継ぎのゲートまで連れていってくれた。

空港内ではBTSの看板の写真を撮ったり、
中国人が免税店で爆買いしてるのを眺めて過ごした。

上海に着いたのはその日の夕方だった。

送迎なんてつけてなかったため、空港から電車でホテルへ向かう。

ついに市中に出るぞ!とドキドキしながら券売機で切符を買おうとしたら、
中国人のおっさんが中国語で話しかけてきた。

「〇〇駅までの切符を買ってほしい」

とお金を渡してくる。

いや…私も初めて買うんだが…


間違えても知らんぞ?
中国に着いたばっかりの日本人だぞ?

しかしなんとかおっさんの切符を買ってあげ、
自分の分も買った。

おっさんよ、運がよかったな!

ホテルへ着き、日本でレンタルしてきたWi-Fiをオン。

中国は金盾という政府が監視するシステムにより、日本では普通に使っているSNSや検索エンジンがアクセス制限されているのだ。

それを潜り抜けてアクセスするにはVPNという専用回線を使う必要がある。

さーてVPNに接続っと。

…あれ、なんか使えない。

試行錯誤するも永遠に接続できない。

つまりLINEとGoogleが終わったのだ。

しかし私にはWeChatがあった!

「ねぇVPNダメでGoogle使えない」
と彼氏に連絡すると、

「百度使えばいいんじゃない?」

百度は中国でシェアNO.1の検索エンジンだ。

いや検索結果オール中国語ですがな!
Googleがダメなら百度を使えばいいって
君はマリーアントワネットの転生か!

ひとまず彼に東方明珠の営業時間を調べてもらい、ノーVPNのままホテルを出た。

東方明珠は有名観光スポットで、
夜景がマジの最高だった。

東京タワーとのシンパシーを感じた😇

上海を「魔都」と呼ぶだけの事はありますね。


東方明珠の中には上海の歴史を辿る博物館も入ってて、なんやかんや21時半頃まで元気に観光してたらご飯屋さんがどこも閉まってしまい、
初日の夜は泣く泣くホテルでマックを食べた。

そしてWi-Fiをよーーーーく見直すと、
VPNの接続方法が書かれた紙が入ってた。

わぁ🥰
やっぱりポンコツなんだなぁ私🥰

とりあえずGoogleとGoogle MAPが使えるようになった!

翌日は、これまた観光名所の豫園と外灘!
よろしくお願いします!

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