長野旅、行った場所まとめ(2022年4月)
ゴールデンウィーク前の4月後半〜5月頭までの9日間、長野の真ん中あたりのエリアをぐるっと回ってきました。リモートワークしながらの旅。紹介したいお店や場所をまとめてみました。訪れた時にメモした感想、ほぼそのまま。(今回の旅は「自分にとっての理想の暮らしと仕事を考える」というテーマを持っていたのだけれど、その話はまた別途。)
松本編
今回の旅の、メイン目的地のひとつ。連休初日の朝にカフェ利用をしたけれど、2階まで満席!(普段はもっとゆったりしているらしい。)ハイセンスな選書とリビセン設計のワクワクする内装。そして珈琲が美味しい。壁にかけられた栞日のコンセプトメッセージである詩に釘付けになって、何度も読み直してしまった。
栞日の道路挟んで向かいにある、可愛らしい銭湯。朝風呂で訪問。2020年秋から栞日さんが事業継承して運営されているそう。掲示物や注意文、そして鏡広告もぜんぶ可愛い…。地方の銭湯には珍しく石鹸類が用意されいて親切(しかも木村石鹸さんのSOMALI!)。2階は清潔な畳の湯上がり処になっていて完璧。次回はそこでゆっくり牛乳飲みたいな。
「ここに行けば松本のすべての情報がある」と、日替わり店長バーPORTO仲間のエミリちゃんから教えてもらった、こちら。プライベートサウナ併設のゲストハウス、なんと魅力的なのか…。残念ながら予約がいっぱいでバー利用だけだったけれど、オーナーの小澤清和さんとお話しできて良かった。(ちなみにこちらもリビセン設計)
東京国立近代美術館で『民藝の100年』展を見てから土着的なものづくりについて関心が高まっていたので、松本で民芸に触れるのも旅の楽しみのひとつ。ここはそんなに大きな施設ではないけれど、焼き物から織物、籠やお面など、世界中・日本中の多様な民芸品が収蔵されている。丁寧に手入れされた古民家で、過ごすだけでも気持ちが良い空間。立派なお庭も素敵。
松本民芸館から徒歩5分のところにある、お味噌屋さん。500gから測り売りしてくれる。甘さも辛さもちょうどよく、お味噌汁でも野菜スティックでも美味しい。調味料は自宅に帰ってきてからも旅の余韻を長く楽しめるので最高のお土産。
まじで最高。とにかく行ってくれ。馬刺しで地酒してください。
本当にこんなところにバーが…?と不安になりながら扉を開けると、洞窟に入ったかのような店内。フレンドリーなバーテンのお兄さんが丁寧にお酒を紹介してくれる。Le Gin(りんごを使ったフランスのジン)のクリスチャン ドルーアンという洋梨verのものをソーダ割で、それからLE BIRLOUというりんごと栗のリキュールをミルクで割ったカクテルをいただきました。楽しい。
諏訪編
PORTO仲間・ヒミズマリちゃんが大好きだというこちらの宿。ここに泊まるために下諏訪へ来た。古民家をリノベしたゲストハウスだけれど、個人スペースも共用部も清潔。夜はリビングのようなバーで、近所の人や他の宿泊者の方とお喋りして、昼はスタッフの方の子どもと遊んで。人ん家か?一番びっくりしたのは、スタッフの方々のホスピタリティが凄すぎること…旅人ってみんなこんなにフレンドリーで親切なの?ちなみにこちらもリビセン設計。落ち着く。。
人参と鶏ハムのスープと、おまかせサラダと、鹿をいただいた。長野のワインがいろいろあって嬉しい。銭湯に寄ってからの入店でラストオーダーギリギリだったのに、嫌な顔せず対応くださった。しあわせ…。
お洒落な雰囲気だけれど落ち着く内装。店主のこうたさんとの会話が心地よくて話し込んでしまった。「まちづくり」って本来はそこに暮らす住民みんなのもの。観光は暮らしの延長線上にあるもの。好きなお店に好きになって欲しい。良いお客さんでありたい。そしてカフェオレがとっても美味しかった。
昨年グリーンズジョブで地域おこし協力隊の募集をお手伝いさせていただいた、岡谷市。1日コワーキングスペースを利用させてもらいました。駅から近いし椅子はvertebraでとても快適。市外からの利用者の方も多いそう。担当である矢澤さんにも直接お会いして、近況をお伺いできて嬉しかった。すぐ近くにあるご家族でやられている洋菓子屋さんも、クセ強めな商店街の中華料理屋もとても好きな雰囲気でした(そしてどちらもめちゃくちゃ美味しい!)。
言わずと知れた、通称リビセン。古民家からレスキューされた家財や建材が店頭に並んでいるので当たり前だけれど、一年前に来た時と並んでいるものが全然違って、また楽しかった。行きたいと思って訪れたお店、栞日もtabi-shiroもマスヤゲストハウスも、みーんなリビセン設計。憧れるなー。
塩尻編
今回の旅で訪れたなかで一番、東京で出会うような人たちと雰囲気が近い。よく分からない謎の来訪者である私にも気さくに話しかけてくださる方が多く、優しい世界…。それもこれも、スナバを立ち上げられた美咲さんが初日に自己紹介の場をくださったおかげである。スナバの皆様、お世話になりました!
塩尻での宿泊は、坂勘(さかかん)というシェアハウス兼ゲストハウスに宿泊させてもらった。塩尻駅から3駅・20分。ゲストハウス文化に慣れていないのではじめは色々と衝撃だったけれど、帰る頃には空間も住民の皆さんのことも愛おしくなっている不思議な宿。
辰野編
PORTO仲間である実紗ちゃん&航太くん夫婦がはじめたゲストハウス。この長野旅は辰野から始まったのだけど、本当に大正解でした。実紗ちゃんと二人でじっくり話して、たくさんの方を紹介してもらって、長野・辰野で暮らすことについて解説してもらって。VIP対応…。辰野で3泊4日じっくり出会って話して考える時間を過ごせたことで、ただの観光旅行ではない旅にできました。お世話になりました!
かずきさん&あゆみさんのご夫婦でやられている古民家の古着屋。玄関からはギターの音と賑やかな話し声が聞こえてくる。中に入ると、正面にポールダンス用の銀色のポール、左手にはロフトスペースに古着が並び、隙間隙間にDJブースや大きな木琴、名前の分からない(恐らく異国の)打楽器が置かれている。居間には低めのソファと、ふかふかの座布団がたくさん。奥の間にもメキシコで買い付けてきたばかりの古着が並ぶ。この空間の独特な空気と曇天もあいまって、だらだらといろんな話をして、気づいたら3時間経っていた。
パン工房 兼 店舗も、敷地内にある住居も、ご夫婦二人でセルフビルドされたそう。客席前にあけられた窓から覗く山あいの景色が気持ちいい。週に1日、土曜日のみのオープン。ハード系のパンは独特の酸味が少し苦手だったのだけど、こちらのパンは噛めば噛むほど旨味が感じられて、気付けば無くなって恋しくなっている。
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