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ミニマリスト必見👀変化する『プラモ服』ブランドの展示会に潜入!

先日、若手ブランドが集まる合同展示会が原宿BOK Galleryにて開催されました。今回は、その中から個人的に気になったブランドをピックアップしてご紹介します!

え、そこ?な視点を基にプロジェクトを展開するE.SOCO

上田安子服飾専門学校出身の山﨑雅俊さんと塩見友佳子さんの二人が2018年に設立したブランド「E.SOCO (え、そこ)」。

“え、そこ” とは意外性を伴う気づきによって、使い古された感覚やダサいという概念を尊重しつつも角度を変えて、新しい「もの」を生み出すのではなく新しい「価値」を創造することを意味します。服を通じて“え、そこ?”な視点を届けています。

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一体どのような服を展開しているのか見てみると、見たことのない不思議な形に切り取られた服が展示されていました。デザイナーさんに聞いてみると、こちらは服の一部を着る、古着から作られる一点物の “parts” シリーズでした。

古着のジャケットなどを切り取り、ベルトでつなげて再構築することで新しい価値が生まれていました。ジャケットに加えて紳士シャツのラインナップもありました。完成されたよく知る服の形を2つにカットすることで、かっちりしたイメージが崩れて、コラージュ的な面白さを感じました。全体的に見ると惹かれない物も、焦点を絞ることで魅力的に見えます。価値が忘れられてしまった服を選び、古着特有のストーリーはそのままに、服の一部を着ることで古着が持つ良さを生かしています。

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プラモデルから発想した「プラモ服」。服がパーツに分かれていて、繋げていく楽しさがあるとか。服→プラモ→パーツという思考の中で、自分の思うパーツに分かれた服を見たくなり、気づけば古着にハサミを入れていたと話すデザイナーさん。

分かれた服を点で繋げてまた服として着てみると、線で繋がっていた物が、点で繋がると見え方は全然変わり、無かった余白やアンバランスさが面白いと感じたそうです。コラージュのような感覚で魅力的な服をデザインする、そうして“parts” シリーズが誕生しました。散り散りにあったアイデアが合わさってスパークした。やってみたらコレしかない感。

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こちらは、役割の異なるアイテムを行き来する服 “equal” シリーズのジャケットにもパンツにもなる服です。

一見するとデザイン性の優れたアシンメトリーなミリタリージャケットなのですが、右袖にあるスナップボタンを順番にパチパチッと留めていくと…なんとパンツに早変わりするんです!下の動画を見ると、ジャケットからパンツに変身する様子がよく分かります。

…これ、凄くないですか!?袖が取り外せるジャケットなど同じアイテムの2wayタイプは聞いたことありますが、こちらは異なるアイテムになっちゃう2wayタイプなんです。。。

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こちらは、すっきりしたVネックデザインのトップスでウエスト部分にはマジックテープがあります。背中から袖にかけて太めのヒモも付いています。一体何になるのかというと…なんとバッグに変身します!

え、そこどうなってるの…!?と謎解きする時みたいにワクワクするアイテムです。本当に作りが凝っていてとても面白いんです。マジックテープは外ポケットの開閉用でした。貴重品を入れるのにぴったりですね!


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こちらは、1着でシャツにもスカートにもなる服です。アイテムという型にはめない事で生まれるシルエットやディテールの面白さがあります。手に取って「え、そこどうなってんの?」と言わせたいんです、とデザイナーさんが仰っていて納得のデザインでした…!

ご覧の通り、精密に計算して作られた無駄のないデザインなのです!不思議な形にもちゃんとした意味があり、大切な価値がありました。コーディネートの幅がとても広がり、ミニマリストにお勧めのブランドです!詳しく知りたい方はE.SOCOさんのHPとInstagramを是非チェックしてみてください〜!

E.SOCOのホームページ
https://www.e-soco.com
E.SOCOのインスタグラムhttps://instagram.com/e.soco_?igshid=5ynv514puvnv






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