今日のコーヒー 7/28と、村上春樹
今日は連休最終日に飲んだひさしぶりのホットコーヒーと例の新刊のはなし。
豆・コロンビアのストレート
焙煎・シティロースト(中煎り)
淹れ方・ハンドドリップ
量・豆15g、お湯160㏄
飲み方・連休最終日の午後、お気に入りのマグカップに入れて
蒸し暑い日が続き、我が家のエアコンはフル稼働だ。
エアコンのひんやりとした室温にだいぶ体が慣れてきてしまって、秋口のようにひさしぶりにホットコーヒーを淹れた。
アイスとの一番の違いは、やはり香り。
コーヒーは冷やすと香りが少なくなり、ホットに比べるとそこが少しさみしい。
コロンビアは飲みごたえはしっかりあるが、後味があっさりしているものが多く、香りはジューシー。
こんなときに飲むにはぴったりのコーヒー。
アイスで少し身体が冷えてしまうなという時は、ぜひ試してみてください。
それで、ここからは村上春樹さんの話。
新刊「一人称単数」を読んだ。
村上さんには熱心な読者がたくさんいることでも有名。
その手の熱心さは私にはないのだけれど、
でもあの文章のリズムと
気づいたらその世界に潜っている感覚がたまらず、
これまでもちょこちょこ手元に置いて読んできた。
長編もマラソン走ってるみたいで読んでるなぁという感じがたまらないのだけれど、
短編集の方がぱぱっと読めて私の性格には合ってる。
なんというか
読み出すと途中でやめられないから、
だいたい寝不足になるし、それしかできなくなるから今は生活に支障がでる。
そう思うと子供のころは好きなだけ本が読めてよかったな。
それで一人称単数の感想はというと。
「村上春樹」の総集編みたいな一冊だった。
これまでの村上春樹のよさが、きゅっきゅっとつまってる。お得な感じ。
1つ目のお話は初期のころの若者感を思い出すし、
「チャーリー・パーカー プレイズ ボサノヴァ」とか、私の大好きな「夜のくもざる」の短編集を読んだときみたくふふふとなったし、
後半の「品川猿」とか、羊男とかカエルくんファンにはたまらないですよね。
あとは今の私には老人の円の話がぐっと残ったかな。
でも一方で、新たな「村上春樹」はもう読めない時がくるのかもなぁと少しさみしくなったのもほんとう。
誰もが年を取るし、いずれはこの世界から去っていく。
とか言ってる私の方が先に去るかもしれないし。
と、なんとももう若くない感想を抱いた一冊でした。
ではまた。
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