見出し画像

ひきわりの誤解

ひきわり納豆が好き。

「ひきわり」って言ったら納豆しか思い浮かびません。
そもそも「ひきわり」の意味がよくわかっていません。
引いて割るのか?
対義語は「たしかけ」なのか?
たしかけ納豆とは?粒がくっついて大きくなっている納豆なのか?

「ひきわり」とは穀類を臼 (うす) などで粗くひくこと。また、ひいたもの。

ということは、ひきわり納豆とは大豆を臼 (うす) などで粗くひいて、納豆を作るということです。
なんかイメージと違います。

納豆を細かく切ると思っていました。

昔、家で手巻き寿司をやるとなり、のりを買って、まぐろやエビやきゅうりや納豆など買って。
そこで納豆巻きの納豆は粒が細かいです。
なので買ってきた納豆を包丁で叩いて切りました。
これが面倒くさい。
切ったやつが売っていればいいのにと子供のころ思いました。
そしたら、ひきわり納豆というのものが売っているではありませんか。
便利だなと思うと同時に面倒くささを僕は知っているので、これ作っている人はご苦労様ですと思っていました。

しかし、ひきわりの意味は穀類を臼 (うす) などで粗くひくことです。

なんかおかしいです。
大人になってからは流石に手作業では切ってないなと思っていました。
機械で納豆を細かくしてるのだろうと思っていました。
ただ糸スゲーだろうなと別の問題を心配していました。

しかし、ひきわりの意味は穀類を臼 (うす) などで粗くひくことです。

納豆の初期段階の時に何かやってそうです。
根本的に僕は間違っているのではないかと思い始めました。

調べてみますと、乾燥した大豆を「ひき臼」のようなもので細かくして、皮を取り除いた状態にしてから発酵させたものです。 「大豆の皮がついていない」のが、ひきわり納豆の大きな特徴です。

発酵させる前に細かくするということでした。

というわけで、ひきわり納豆は全然大変ではなかったということです。
納豆を細かく切っているの方が尊敬します。
あんなに手間なのにこの値段の方がありがたみを感じます。

ひきわりの誤解を解かない方がよかったかもしれません。

何事も真実が良いとは限らない一例ですね。

というわけで今週のラジオトークは知識いろいろです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?