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オチとフリはどこから来た?笑いのメカニズムを解明する

オチとは何でしょうか?
よく「その話のオチは?」「オチないの?」と使われます。

なぜオチというのかご存知でしょうか?

なんとなく「落ち」だろうなとはわかります。
話を落とす。
ただこの意味がわかりません。
なぜ落とすというのか?

「落とし込む」という言葉からきているらしいです。
落とし込むとは、抽象的な事柄を具体的な形や行動に反映させるという意味があります。
例えば、「このアイデアをプロジェクトに落とし込む」という場合は、「アイデアをプロジェクトにおいて実現可能なレベルまで持っていく」ということです。
話しを落とすという言葉は、このように話の内容をまとめて結論に導くという意味で使われます。

落とし込むということで、そこから落とすがきているのです。
それの名詞が落ちでオチというわけです。
だから落語も落ちを語ると書くのです。

外国にはオチという概念はあるのでしょうか?
英語ではオチをなんというのか?

punch lineです。
ラップとかでパンチラインと聞いたことがありますね。
ボクシングで、相手に決定的な一撃を与える「punch」からきています。
そして、「line」は「台詞」や「セリフ」の意味です。

なので少し意味は違いますね。
オチは必ず最後にありますけど、パンチラインは印象的な言葉みたいな感じなので、最後とは限らないですね。
パンチラインはタイトルにしてもいいけど、オチはタイトルにしちゃいけないという違いがありますね。

といことでオチの語源でしたが、オチにはフリというものが付き物です。
フリの語源は何なんでしょうか?

調べましたが出てきませんでした。
振りだと思うのですが、何で振りなのかよくわかりません。
なんとか良い答えを見つけたいです。
良い答えを考えましょう。

そこでオチとフリの関係について考えてみましょう。

オチに対するフリとは、相手に「この先、この話はこうなるだろう」という想定をさせることです。
オチとは、その想定を裏切るような話の締めくくり方です。

ということは、フリというのはオチとは真逆のところにあった方がいいというわけです。
要するにギャップです。
ギャップが大きければ大きい程、そのフリは良いということです。
そういうことを考えると、フリの語源は…。

「振り幅」からきているでどうでしょうか?

ではこの「振り幅」を使ってオチのある話を考えましょう。

コンビニで外国人の店員がお釣りで、おかしな日本語を使ったというオチにしましょう。

そうすると、振り幅をどうするか?
日本語を間違えるわけですから、逆の位置は、日本語めちゃくちゃ上手いです。
そういうフリにしましょう。

「仕事帰りに弁当を買いにコンビニに行ったんですよ。
レジに行ったら店員が外国人だったんだけど」
「お箸いりますか? 」
「いらないです」
「温めますか?」
「お願いします」
「一分ほど時間を頂きますけどよろしいでしょうか?」
「あ、はい」
「この温めている時間を無駄にしないために、この時間を利用してお代を頂いてもよろしいでしょうか?」
「あ、はい」
「400円になります」
「あ、はい」
「電子マネーもカードも使えまして、そちらの方がポイントがたまってお得ですが、現金でよろしいでしょうか?」
「あ、はい」
「では、500円お預かりします」

(この外国人、日本語上手いなー)

「では、100円仕返しです」
「それはやめてください」

そんなわけで今週のラジオトークテーマは「オチのある話」

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