「感謝すること ・ 謝ること ・ 愛を伝えること」を歌で伝える井村恭子さん
シンガポール育ち、今は福岡で歌をライフスタイルの中心に置き活動中。「感謝すること・謝ること・愛を伝えること」をテーマに歌を通して、海のように澄んだ心で、どんな偏見もなく、一人一人にまっすぐに”愛”を伝えている井村恭子さんにお話を伺ってきました。
【プロフィール】 出身地:福岡県生まれ、シンガポール育ち 活動地域:福岡県 経歴:福岡県生まれ、シンガポール滞在14年。18歳で日本に帰国。大学卒業後は、アパレル会社に勤務。その後、韓国系航空会社に3年間勤務する。自分は何がしたいのかを模索し、航空会社を退社後シドニーに一ヶ月間滞在する。その間心を休める何かをしたいと思い、福岡のピラティス&ヨガスタジオであるフィットネス会社にコンシェルジュとして働き始める。コンシェルジュ研修、副店長など様々なことを経験する。ある人との出会い、言われた一言がきっかけとなり、会社に属して働くことへの疑問やその固定概念が一気に抜け、歌を中心軸に置き生きることを決断する。 現在の職業および活動:今では英語コーチや、カリフォルニアに住む経営者のもとでフリーランスとして働いている。歌を歌うことをライフスタイルの中心軸として、様々な分野の人とコラボイベントを行い、歌を歌える場を開催している。 座右の銘:誰よりもまず自分を信じる
「とにかく歌をどこでも歌っていけるようになりたい。」
Q.井村さんが思い描く、これからの夢・ビジョンを教えてください。
井村恭子さん(以下敬称略)私は去年から歌を軸にして生きようと思っています。デビューするとかではないんですけど、とにかく歌をどこでも歌っていけるようになりたいです。イギリスの歌手でジョス・ストーンという女性がいるのですが、色んな国のアーティストとコラボしてワールドツアーをしていて、私もその国の言葉で歌を歌っていくようなそんなことを将来することが目標です。近い将来でいうと、Rickie-Gとコラボすることですね。そして今年は、自分で作詞作曲するということを目標にしています。
Q.井村さんの夢を具現化すために、どんな目標や計画を立てていますか?
井村 毎月一回は歌を歌える場を開催できるようにしています。ヨガやフリーランスの人とコラボイベントを行って、違うフィールドの人へも聴いてもらえるようなつながり作りをしています。今後も色んな方とミックスしてやろうと思っています。
「何をするときも全て”歌ができるかどうか”」
Q.その目標や計画に対して、現在大事にされていることはありますか?
井村 仕事が生活の全てにならないようにしています。すべて、歌ができるかを基準にしているので、仕事は、生きるためのツールと考えています。何か決断をするときも全て「歌ができるかどうか」なんです。これをやって歌が出来ないようにならないか、そこに中心軸を置いています。そうなると何をするにも迷いがなくなるので楽ですよ。何をするにも迷いがなくなって決め事が早くなりました(笑)。
Q.「歌」という夢を持ったきっかけは何ですか?
井村 歌は小さい頃からよく歌っていたんです。歌は気持ちがいいし、今からAIが活躍する時代になるけれど、何もなくても声一つで人を感動させることができるアートだと思うんです。私自身、去年仕事をやめた経験から気持ちの切り替え方や、マインドが一番大事なんだということに気づきました。そんな時にある人から「君には歌しかないから。それを中心にしてみて」とハッキリ言われたんです。そのひとことが歌を軸にする大きなきっかけでした。
記者 それは大きなきっかけですね!井村さんが理想とされるような歌手はいらっしゃるんですか?
井村 私は、Rickie-Gがすごく好きなんです。彼の歌はすっごく心地いいんです。海辺で聴いているような、ずっと聴いていたいと思うようなまったりする感じなんです。また、彼の歌に対するスタンスが好きで。万人受けする歌を歌いたいというより、自分の音楽が好きな人だけでいい。彼のように歌をやりたいなと思っています。
記者 井村さんが歌で伝えたいテーマは何ですか?
井村 歌を通して伝えたいことは、「感謝すること・謝ること・愛を伝えること」ですね。直接言葉で言えなくても歌を通してそういう気持ちにさせるようにしたい。社長だとか、お金があるとか、そういうことに囚われず、大事なことは何かということを伝えられたらと思います。地位とか名誉とかステータスとかではなくて、人を一人の人としてありのままにみるということを伝えたいですね。
Q.それに気づくことができた背景には何があったのでしょうか?
井村 私がシンガポール育ちで、14年住んでたんです。そこの影響もあるのかもしれないですね。シンガポールは多民族国家で、あんなに色んな国の人たちがいるのに本当に差別とかないんですよ。共存という感じなんです。中国のお祭りも、インドのお祭りも、国全体でお祝いするんですよ。道をふさいで歩行者天国にしてパレードしたりとか、色んな国のお祭りをやるんです。なので、日本に帰ってきたとき、敬語とか、一歳上の先輩だから持ち上げなきゃいけないとかすごく苦戦しました。最初の1~2年はすごくホームシックで、「日本恐い」ってずっと思ってました(笑)
記者 では、多民族国家で人と人との間に隔たりがないシンガポールに対して、日本がどちらかというとカタチを大事にする文化があるという違和感が当初あったのですか?
井村 ありましたね。でも、そこはそんなに大きくはなくて、一番大きかったのは本音が分からないこと。「人に合わせることが美徳」じゃないですけど、話してても裏があるんじゃないかとか何かすっきりしない感じがありました。それが何なのか分からないんですけど、本当にそう思っているのかなっていう疑問がどんどん出てきて、ちゃんと心が通じていないような感覚がちょっと寂しかったんですね。
記者 シンガポールで育って感じたことと日本に戻って感じることのギャップが、歌で大事にされていることにつながるような気がするのですが、何か関係があるんですか?
井村 えー!そこまで考えたことなかったです(笑)でも確かにあるかもしれないですね。私の意識する中ではなかったんですけど、もしかしたら奥深くにあるかもしれないですね。ずっと日本に戻ってきたときから引っかかっていることがあって、だから今、歌を通して大切なことを伝えたいのかもしれません。いい仕事に就いたからいいとか、えらいとかそういうことが苦手なんです。苦手なんですけど、そういう気持ちを変えてやろうという気もあって。大学が九州大学だったので、周りが賢くて優秀な方ばかりだったので、名の知れた会社に皆さん就職するんですけど、だからどうなの?っていうところもあって。そこを強調するのは違うのかなって思っていて、もっと大事なことがあるんじゃないかなって思っていましたね。
記者 それでいうと同じような質問になるかもしれないんですが、もっと大事なものがあるんじゃないかというのは、言葉にするとなんという言葉で表せそうですか?
井村 ひとことで言うとしたら、「愛」しかないんじゃないですか。友達でもどんな人でも愛を持って接すれば、その人にとって本当にいいことをしてあげたいという気持ちになるんじゃないかと思いますね。
記者 素晴らしい言葉でまとめて頂きましたね!!
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【編集後期】
今回取材をさせて頂きました、冨沢、高村、梅津です。今回、インタビューさせて頂き、井村さんの歌を通して伝えていきたい思いを知り、それが自然とか環境とかそれだけじゃない、心地いいところを感じそこを歌っていく方なんだろうなということを感じました。ものも情報も溢れて何のために生きているのかさえ見失ってしまいそうな今の社会に、本当に大事なものを歌で表現されている井村さんの今後の活躍を心から応援しています。
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この記事は、リライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも記載されています。
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