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幸せの正体

幸せって、なんだろう?

愛する人がいる
愛してくれる人がいる
健康である
住む家がある
十分なお金がある
気の合う仲間がいる
好きな仕事ができる
没頭できる趣味がある

何が幸せと思うかは、人それぞれ。

誰かから見たら「幸せそうな人」でも
実際の自分は「不幸のどん底」なんてこともある。

勿論その逆もあり。

「あの人、可哀相ね」
なんて陰で言われていても、本人は
「こんなに幸せでいいのかしら?」
と、ほくそ笑んでいたりして。

主観的に感じる「幸せ」と
客観的に見た「幸せ」には差異があるということ。

自分が幸せに感じること=誰もが幸せに感じること
そう思っている人は、自分の幸せを誰かと共有すべく外に向けて報告したくなる。ネットなら一度に多くの人々に報告できる。

利用者層が中高年メインとなっているFacebookは、原則「本名」登録制で、出身地や卒業校が同じ友人と繋がりやすい。実際に会えなくても、ネットを通じて近況報告ができる格好の場所だ。
ある人が 「Facebookはリア充自慢をする場所」と言っていたが、なるほどと思った。
リア充とは、現実(リアル)な生活が充実している、という意味。
つまり、「幸せ報告」「幸せ自慢」をする場所だと。

ここで、ふと思う。

他人の幸せを自分のことのように喜べる心の広い人もいれば、「自慢ばっかしてんじゃねーよ!」と嫉妬心でメラメラしている人も間違いなくいる。
「私の幸せ」=「あなたの幸せ」では決してないということだ。

幸せって、結構難しい。


幸せを感じる場面は2種類ある。
ひとつは、自分と自分以外の誰かとの関わりの中に感じる幸せ、もうひとつは、自分一人の世界で充実や喜びを感じる幸せだ。

誰かとの関わりの中で感じる幸せは、その誰かが自分を必要としてくれた時に感じることが多い。楽しみや喜びを共有し、自分の思いが相手に伝わり、相手の思いが自分に伝わってくる嬉しさ。

一方、自分一人の世界で感じる幸せは、歳を重ねるごとに増えてきたように思う。
趣味に没頭できる幸せ。
温泉に入って、ふぅ~っと息をつく瞬間の幸せ。
美しいものを見た時の幸せ。
美味しい料理を堪能した時の幸せ。
一人で何かをやり遂げた時の幸せ。
今、生きている幸せ・・・・・・。

これはもう、個人の興味や価値観によって様々だ。

いずれにしても、一番大事なのは
「幸せを幸せと感じられる心の状態であるかどうか」
なのではないかと思う。
自分の目の前にある事象をどう捉え、理解するのかという問題。

道を渡ろうと思ったら、信号が赤に変わった。
「ちっ! 運が悪いな!」と思うのか、
「慌てて渡らずに済んで良かった」と思うのか。

日々の生活の中で、どれだけ多くの幸せを見つけられるか。それがその人の「幸福レベル」を決めるのだと思う。
受け身な姿勢だとなかなか見つからない。待っていれば誰かがくれるものでもない。常に感度の良い「幸せ感知アンテナ」を張り巡らせておくのだ。

目の前にドーンと1億円置かれるとか、憧れのあの人に突然プロポーズされるとか、そのくらい大きな出来事がなきゃ気が付かないレベルだと、幸せは遥か彼方で輝く手の届かないお星様のまま。
ちょっとオーバーな例えだけど。(笑)

何はともあれ、小さなことにも幸せを感じられる人が
一番、幸せなんだよね。

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