無自覚のうちに拷問に耐えうる肉体に。【元被虐待児のパートナー】
虐待サバイバーのパートナー氏に「消えたい」の本に書いてあった、被虐待者が受けていた暴力の話をわたしなりに伝えていると、「うちは暴力よりも言葉の方がひどかったからね」と言う。そこまでの暴力はなかった、と。
なるほど、言葉の暴力が強かったのね。でも彼はときどきこうも話していた。「親にとってなにか気に入らないことをすると、ろうそくのロウを手の甲にぽたぽた垂らされていた」と。
たとえば彼は幼いころ、ジブリの映画の映画に出てくるまっくろくろすけのようなものが見えていて、そのことを母