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本の紹介をご覧いただけます。100文字だったり、推薦したり。 キーワード:働き方、生き方、仕事とお金、創作、本
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#読書感想文

「伝わる絵の描き方」 本の紹介

絵やイラストを、表現の手段の一つとして捉えはじめた頃に手にした本です。 絵を描く心理的なハードルが下がればいいなとも思っていました。 「線一本からはじめる 伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法」OCHABI Institute 著 インプレス 2018年3月21日 初版発行 説明と、自分で手を動かして練習するための手順が丁寧に書かれています。 序盤は、線を引くところから始まり、身近な物を簡単な形に置き換えて描き、イラストで伝えることにつながる内容になっています。

「ランベルマイユコーヒー店」

静かに明けていく朝。 夢から覚めるといつもの毎日が始まる。 変わりばえしなくても、つらくても、今日も仕度して家を出る。 そんなたくさんの「誰か」を、 かけがえのない一人ひとりにしてくれるような。 丁寧に淹れられた、深いコーヒーの香りがする絵本です。 「ランベルマイユコーヒー店」 オクノ修/詩 nakaban/絵

「内向型の生き方戦略」 感想

ずいぶん時間がかかってしまいましたが、「内向型の生き方戦略」(中村あやえもん著)を読了しました。近頃、移動時間が多かったことを幸いとしておきましょう。 きっかけは、こちらの、deconbatchさんのnoteです。 外向型を社会維持型、内向型を境地開拓型、と捉えなおすことで、内向型の人々が生きてゆきやすくなるよう、と願いを込められた本です。 ほぼ生まれつきに持った性質の違い……体質であるなら、また、世の中の多くが外向型であるなら、内向型が生きにくいのは道理。 刺激への

「生きるように働く」感想

「生きるように働く」ナカムラケンタさんの著書の感想文です。 共感するところも、自分の中で消化不良のところも(過去の体験と照らし合わせて)ありました。 今の仕事に違和感を持っている方、人生を見つめ直したい方、さまざまな働き方に触れたい方におすすめしたいなと思います。 購入したのはタイトルに惹かれたからでした。 また、過去に何度かここでも投稿していますが、東京は荻窪にある本屋Titleさんの紹介文を読んでのことです。 生きるように働く、そのきっかけから仕事の発展までを木の成

「表現は翼ですよ」(推薦図書)

――絵を描いてなにになる? ――この文章が誰のためになる? ――投稿してなにが変わる? まるで出口の見えないトンネルの中にいるよう。 今日はおすすめしたい小説があります。 「活版印刷三日月堂 海からの手紙」ほしおさなえ シリーズものの2冊目にあたります。 ゆるくつながった短編集なので、どのお話からも読むことができます。 活版印刷所を亡き祖父から継いだ孫娘、月野弓子。 印刷所に訪れる人々はなにかしらの事情を抱えています。 彼女は店主として人として、寄り添うように商品を