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近頃、埋もれているかも?な技法その3:「三つ編み」

最近はあまり見かけない ハンドメイドキャンドルの技法を、これまでの私の製作経験や手持ちの資料などから発掘(?)しているシリーズ。
3回目は「三つ編みキャンドル」です。

写真をご覧いただいてお分かりの通り、キャンドルを三つ編みにするデザインと技法です。
海外のキャンドルメイキングの本などに
よく掲載されていました。

久々に作りました…

例のごとく、このシリーズでは詳しい作り方等は紹介しません。
でも、この「三つ編みキャンドル」は
普通のテーパーキャンドルが作れて、三つ編みの編める方でしたら、どなたでも製作できるのではないかと思います。
モールド(型)は使いません。
色合わせで様々なイメージのものが作れますし、編むキャンドルの長さ・直径を変えても印象が変わります。

ただ、問題がひとつあります。
3本のキャンドルを編んでいるので、点灯する際は、3本の芯に一度に火を灯します(この場合、1本だけを灯すと、燃え進んでいくうちに隣り合う2本も熱で溶けて崩れてしまいます)。
3本の芯に一度に灯し、はじめは美しく灯りますが、燃えていくにつれて、それぞれの炎が大きくなってきて危ない感じがします。
発する熱も多いので、周囲の温度も上がり、溶け方が早くなります。

つまり、キャンドルのサイズは普通なのに、3本の芯が狭い間隔で並んでいることになるので、確かに、安全性や美しい灯りを楽しむことを考えるとちょっと…ですよね。
芯と芯の間隔を空けるために、太いキャンドルを編むというのも大変で、作品が大きくなりすぎてしまいます。

ですので、製作する際の工夫としては、『芯を1本にする』のも良いと思います。
これなら、灯すにはより安心安全です。
*芯を1本にして製作したものの写真は
後ほど追加します!

ただ、三つ編みをしたことにより、『3本のキャンドルが交差しながら燃えていく』のがこの作品の特徴です。
他にはなく、確かに面白い特長ですので、安全に気を付けながら、芯3本にして灯してみたい!というのもアリです。

販売に向いているかは難しいところですよね。
作って灯す際には、くれぐれも危険の無いようご配慮ください。
・点火中はキャンドルのそばを離れない
・周りに燃えるものがなく、エアコン等の風が当たらない場所で灯す
・平らなところで、キャンドルホルダー等に倒れないように置いて灯す
・何かあればすぐに消火する、火を消せるように準備しておく
・確実に消えているか、消火後も確認する
などなど。。

今回は「三つ編みキャンドル」を取り上げてみました。
いろいろなデザインや技法のキャンドルを工夫しながら作り、灯してみると勉強になります。私もまた色々試してみたいと思います。

( 2023年8月28日 )

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