母という人-003

祖母は、まだ幼い娘を手放すことに躊躇はなかったのだろうか?
母は生まれた瞬間に泣き声を上げず
産科医から逆さまにされてお尻を何度も叩かれて
やっと息をしたらしい。

母はその時のことを覚えていると言う。
上の方から見ていたら
自分が逆さまにされて
眼鏡をかけて白い服を着た男の人がお尻をひっぱたいていたと。


祖母に聞くと、担当医は白衣を着て眼鏡をかけていたそうで
母の記憶とは一致すると驚いていた。
じゃあこれは、母の夢でなく
本当に魂が抜けて、天井のあたりに浮かんでた?
だとしたら、あの世に行きかけていたのかも…

#母親
#人生
#波乱万丈
#実話
#エッセイに近いかな

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