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『parabum』。役目を終えたパラグライダーを、エコバッグやポーチなどにするアップサイクル。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

アップサイクルとは、廃棄する物を加工し、新しい価値や機能を持たせて、新しいアイテムに生まれ変わらせることを指し、創造的再利用とも呼ばれています。

規格外の食べ物や廃材、売れ残った服などを活かしたアイテムがあります。SGDsの達成に向けた、環境意識の向上などを背景に注目が注がれています。

私は会社で書く記事で、このnoteでも1つ、アップサイクルについてずっと追っていますが、また1つ、あるものをリサイクルした、アップサイクルを知りました!

空での役目を終えた後は日用品に-。兵庫県神戸市中央区出身のイベントプランナーの女性が、廃棄処分されるパラグライダーの布製の翼をリサイクルし、ポーチやエコバッグなどに生まれ変わらせています。アップサイクルになったアイテムの生地の提供元は、関西有数のパラグライダーの人気スポット・兵庫県丹波市で営業する「丹波パラグライダースクール」です。

今回はパラグライダーのアップサイクル、『parabum』の取り組みを紹介します。

『parabum』のアップサイクル

京都府京都市に住む女性が運営する小物ブランド『parabum(パラバム)』。では、大小違うサイズのエコバッグや、黄色や青、ピンクや赤の華やかなサコッシュなどのアイテムを販売しています。アップサイクルのアイテムの材料ではパラグライダーの翼に当たる「キャノピー」を活用し、全てミシンで手作りです。

現役を引退したパラグライダーの布地には日焼けや汚れ、擦れもありますが、それもどこか味わい深い雰囲気があるといいます。「生地1つ1つに空を旅していた物語があります。それに想いを馳せながら次は何をしようか考えるのが面白い時間です」。

パラグライダーは、機材の不備が命の危険に繋がりかねない空のスポーツです。人の身の安全を支える化学繊維の生地は、耐久性と軽さ、速乾性に加え、色鮮やかさも魅力の1つです。

『parabum』の経営者の女性は、学生時代は山岳部などに所属し、アウトドアメーカー勤務を経て、現在フリーランスとして、神戸市や京都府で開催されるイベントに出店します。2013年から、毎月1日に兵庫県神戸市中央区にある湊川神社で開かれる「楠公さんの手作り市」の主催者として携わり、作り手たちと交流する中で小物製作に興味を持ちました。

現在の『parabum』の活動は2022年夏、兵庫県丹波市市島町上田にある、同「丹波パラグライダースクール」で仕事をする友達から、パラグライダーの機材は廃棄する時には、紐や金具などを全部取り外す必要があって、倉庫などで保管することが多いと聞いたことが始まりでした。「空を自由に飛んでいたパラグライダーの生地だから、倉庫で眠らせておくより外に出して活用した方が絶対にいい」とアイデアがモクモクと湧いていきました。

友達を通して同「丹波パラグライダースクール」にパラグライダーの廃棄品の提供を依頼、本格的な小物作りに初めてチャレンジしました。旅行用の袋やシューズケーなどを自作して使用していると周りから好評を集め、パラグライダーのアップサイクルのアイテム化に参入しました。

2023年2月、「楠公さんの手作り市」で初めてパラグライダーのアップサイクルのアイテムを販売すると、世代や性別を問わず好感触で、それ以降、定期的に京都府や神戸市のマルシェに出店しています。

アップサイクルのアイテムの素材は生地が出てきたタイミングで同「丹波パラグライダースクール」へ取りに行き、スキマ時間などにアイテムを製作します。将来は登山スポットの山小屋などで『parabum』のアイテムを販売し、売上の一部を山道保全に充てる取り組みも考えています。

参考:パラグライダーの翼を再利用、バッグやポーチに 神戸出身の女性「生地にストーリー」 神戸新聞NEXT(2023年)

女性は「アウトドアや普段使いなどで広く『parabum』のアップサイクルのアイテムを活用して頂きたいと思っています。購入してくれた人が環境への意識を抱き、身の回りにあるものの寿命を延ばす工夫を考える機会にもなれば」と説明しました。

女性は、もう使っていないパラグライダーやハンググライダーの無償提供を随時受け付けています。

パラグライダーは、

観たことも乗ったこともありません。私の家は、アウトドア派ではないからです。

パラグライダーは私の想像ですが、空を飛ぶ時に、「あの場所に、何人位の人が飛んでいる」と、遠目からも判断できる様に、派手な色合いだと思うんです。

壮大な空を羽ばたいてきたパラグライダーが、アップサイクルのアイテムとして蘇る。パラグライダーが人を乗せて、色んな景色を観てきた分、ロマンを感じます。

今回もまたまた素敵なアップサイクルのアイテムを知ることができました。これからもまだ見ぬ素敵なアップサイクルに出逢えます様にー。

参考サイト

https://instagram.com/parabum_?igshid=MzMyNGUyNmU2YQ==


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