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ゲイが感じる息苦しさ

僕は普段サラリーマンをしています。

「アカツくんは結婚しないの?」「彼女いないの?」

29歳にもなるとそんな質問を受けることがあります。

その度に「いや、彼女いないんですよ」とか「結婚したいんですけどね、」

という風に誤魔化しています。

本心では「その質問もう飽きたな、、、」みたいな感覚になってます。

もちろん僕も実際にゲイの世界に入るまでは、自分がゲイでありつつも「本当にゲイっているのかな?」という感覚はあったので、周りの人が「女性と男性が恋愛をし、結婚し、子供を育てる」というような人生を想像しているのは理解しています。

理解していますが、たまに生きづらいなと感じる時もあります。

だからといって自分のセクシャリティについて周りに公表する気持ちにはなれなくて、だからこそ周りからそういう結婚であったり彼女であったりの質問が来るのは仕方がないんですけど、本心としては「そういう形だけが人生のゴールとか正解じゃないのに」っていう気持ちでいます。

ありがたいことに同じような境遇のゲイの友達もいるので、そういった面ではすごく助けられています。

個人的に、あまり自分の人生に波風を立たせたくないタイプなので、会社の同僚であったり両親であったり兄弟に自分のセクシャリティについて公表は多分しないと思います。

なのでこれから年を重ねるにつれて、結婚などの質問が出てきた時にはそれなりに嘘をついて、その場を凌いでいかなきゃいけないですね。

まあそれも自分で選んだ道なので受け入れていこうかなと思っています。

今は芸能人の方など、自分のセクシャリティについて公表している方が増えてきたり、パートナーシップ制度も徐々に整ってきてはいるのでそういう制度を活用するのも一つ手だなとは思います。

一番不安なのは、自分がカミングアウトして、今まで築いてきた交友関係や家族との関係が崩れてしまうということです。

普段はノンケとして生きているので友人との会話の中では「俺も彼女欲しいな」とかっていう風に嘘をついているので、余計に今更カミングアウトしづらい状況に自分がしているのかなとも思います。

何が言いたいかと言うと、最終的には自分が良ければそれでいいかなと思っているので、今の交友関係も大切にしていきますし、家族との関係も大切にしたいですし、ゲイの世界で出会った友達とはもっとお互いのことを助け合いながら生きていければいけないなと思っています。

そんな中でも、本当に苦しい場面やつらい状況に出くわした時には、そこと真剣に向き合うという選択肢だけではなくて「逃げる」という選択肢もあるかなと思います。

自分のいる環境を変えてみるであったり、交友関係を改めてみるというのもありだと思ってます。

最終的に自分で自分のことを好きになれないと、どんどん自暴自棄に陥ってしまうと思うので、いい意味でも悪い意味でも自分最優先で生きていく方が、今の自分の状況とこれからの生活を考えた時には一番良いのかなと思っています。

結構悩んでますみたいな形で始めちゃったんですけど、そこまで深刻に捉えてはなくて、たまにそういうことを思うタイミングがあるな、というのでnoteに書いてみました。

多分ゲイの人は多かれ少なかれ「女性と結婚する」っていう選択肢を考えたことがある人もいると思いますし、実際にそういう選択をされた方もたくさんいらっしゃると思います。

どの選択にしろ、めちゃくちゃ勇気がいることだと思いますし、どっちを選んだからと言って100%納得ができている人は少ないんじゃないかなとも思います。

だからこそ、僕は僕に正直でいてあげる時間も作ってあげなきゃなというので、今は自分のことを受け入れているつもりです。


今日はふと自分が感じたこと、ちょっと考えたことについて話してみました。

僕の意見が正しいわけではなくて、一人一人答えというか正解というかは違ってくると思います。

僕のnoteを見てくださっている方は多分ゲイの方も多いんじゃないかなと思います。

もし皆さんが身につけている結婚とか彼女などの質問に対する返答例や対処方法で良いものがあれぜひ教えてください。


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