えらい大変だった計画無痛分娩記
このたび計画無痛分娩にて39週1日で第二子を出産しました。ので記録として残しておきます。
なぜ計画無痛にしたのかは前回の記事に書いてます。
0日目
計画無痛分娩をする上での準備日として前日入院しました。検査したり下準備をする日で、次の日から本格的にお産に取りかかる(必ずしも次の日に産まれるわけではない)とのことでした。
体重は結局妊娠前+9.6kgくらいになりました。推奨が10kg-13kgなのでまずまずかなと思ってます。
1日目
いよいよ本格的に分娩に向けて様々なことを行いました。常に何かしら1本の管には繋がれている日を過ごしました。
この日はなかなかに辛かったです。うまくいけばこの日に産まれるという話だったものの子宮口が全然開いてくれない、とはいえ前駆陣痛のような地味な痛みを味わい続ける状態。ちょっと寝心地が悪い分娩台で、いろんなものに繋がれながら寝る時のメンタルはちょっと豆腐でした。
「経産婦だしすぐ産まれるだろう」という油断がちょっとあってモバイルバッテリーを分娩室に持ってきてなかったので、ハラハラしたりもしました(仕切り直しになったタイミングで取ってきた)。
2日目
朝方、「麻酔使ってないならモニター類外しましょうか」ということで一部を残していろんな管を外しました。ちょっと寝やすくなりました。
この日も朝から促進剤を入れていきました。ちょっとずつ変化はあるものの、本陣痛に繋がる大きな変化はない状態で終わりました。
麻酔前後1時間はご飯が食べられないので昼夜は点滴で済ましたり、無痛での分娩になると(?)トイレを尿管でしなければならなかったり、やっぱりいろいろな管に繋がれていたり、シャワーも浴びられずタオルで拭くしかなかったりして、「私はなぜこんなことになってしまっているのか」と鬱々と考えながら過ごしました。
スマホいじるくらいしかやることがないのもわりと苦痛でした。普段スマホのゲームはやらない&何がいいのかも分からないのでゲームはなし。本はいろいろダウンロードしてきましたが、前駆陣痛に耐えながら読むもんでもないし(『1兆ドルコーチ』多少読んだけど)。
3日目
「今日産まれなかったら一旦家に帰った方がいいんじゃないか」「というか今日産まれなかったらメンタル的にかなりキツい」などと思いながら迎えた日。担当の方にも「今日こそ産みたいです」ととりあえず伝えました。
午前中は今までと変わらない様子でした。午後は点滴の種類を変えたこと、人工破水させたことあたりがきっかけでどんどん進んでいきました。人工破水は細長いハサミを入れられてパチンされたのでちょっと恐ろしかったです。
点滴の種類についてですが、最初使ってたのは子宮口を柔らかくする効果が強い促進剤らしいです。次に使ったのは、お腹の張りを促進する効果が強い促進剤らしいです。私は経産婦なので、子宮口が柔らかくなれば子宮口は自然と開いていくだろうと見込まれており、まずは前者の促進剤を使ってたっぽいです。
17時を過ぎたあたりから痛みが本格化してきました。すぐに麻酔を追加したかったんですが、「麻酔追加しちゃうとお産の進みが悪くなったりするから…でも本当に痛い時は全然追加してもらっていいので」と言われ、チキンレースのような葛藤をしていました。とはいえ麻酔を追加してから実際に効いてくるまで15-30分くらいかかること、麻酔は1回追加したら次追加するまで15分空けないといけないこと、そろそろ来たなという感覚があったことから追加をし始めました。が、最初のうちは麻酔が全然追いつかず、次々に来る本陣痛の波が辛かったです。
子宮口がほぼ全開になってからは早かったです。「いきみの練習からしましょうか?」から始まり、「じゃあ次の陣痛でいきんでみましようか」でいきんで陣痛の波を4,5回越えたところで産まれました。「いきむの上手ですね」と褒められました。とはいえこの頃には麻酔がしっかり効いてたためか陣痛の間隔が広くなってしまって、完全にスムーズというわけではなかったんですが。
ここからは穏やかな時間が流れていきます。赤ちゃんは諸々の検査をされます。体重はまさかの3490g。平均からしてもデカいですし、1週間前の検診では推定2960gと言われていたので完全にサプライズです。補足すると、産まれた直後に⛲️をしたようなので、それがなければ3500g以上あったかもしれません。
私の方はまず胎盤排出のためにお腹をぐりぐり押されました。その後は会陰切開したところが縫われていくのを感じながら余韻に浸りました。
処置中に「クラクラしたりしない?」と何回も聞かれるなと思ってたんですが、私は出血多量だったことが後々判明しました。長男の時は中量で約400ml、今回は多量で約1100mlの出血。体重が🤗kgのうち1kg以上の血が失われたと考えるとなかなかです(しかも産後も悪露や母乳という形でさらに血が失われる)。
幸い私は意識を失ったりすることなく出産の一部始終を見ることができました。まあ次の日ちょっと大変だったというのはまた次の記事で…。
長男が今約11.5kgなので、3.5kgの赤ちゃんは軽く感じるかなと思ったんですが、カンガルーケアで乗せてもらった時は重く感じました。
この世に産まれたばかりの次男ですが、「言葉がわかるのか??」と思う場面もありました。初めての授乳で30分ほど食いついていたので、スタッフの方が「まだ吸ってるの?w 顎疲れない?w」と言ったら泣いてしまいました。
出産から約3時間後、全ての処置が終わって病室にやっと帰ることができました。
余談ですが旦那が長男と⬇️こんな会話をしたと教えてもらい、私だったら「もしかして出産で死んだのではないか」と血の気が引きそうな会話だなと思いました。
(健康な妊婦でも出産時に羊水塞栓症とかで亡くなることはあります。ぜひ『コウノドリ』を読んで下さい。今はマンガワンとかで無料で読めるので。)
もし計画無痛を考えるなら
振り返りも含め、もし計画無痛を考えてる人がいたら確認しておきたい/考慮しておいた方がいいことを挙げておきます。
確認しておいた方がいいこと
計画無痛の日程はどうやって決まるのか
結構前から(第一子を何週何日で産んだのか等を加味して)決める場合もあれば、検診で子宮口の開き具合を見つつ直前に決める場合もあるようです。私は前回の記事に書いた通り、後者寄りです。
促進剤を使ってもなかなかお産が進まない場合の対応はどうなるのか
産院によって様々みたいですね。いったん家に帰されることもあるようです。
考慮しておきたいこと
経産婦だろうが、第一子と同じくらいの週数だろうが、週数が遅かろうが、産まれないもんは産まれない
この記事見ていただいたらおわかりいただけると思います。経産婦の方で同じように時間がかかった人は意外と目にします。
最後に
いろいろありましたがとりあえず産まれたので、4人生活頑張っていきたいと思います。
入院中のことについては次の記事にて。
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