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女優のアルバイト 〜 後編 〜


この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2020』 の 8日目の記事です。 前回はmaedaさん の、「今月末アカツキを卒業するワーママが、 “普通“の呪縛から解放されていった過程を振り返る」でした。

この記事は、前編の続きになります。
前編は、こちら

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小能さんとの出会い

配属されたのは、入社時に出来た新しい部署。マンスリーパーティや季節のイベント、社内研修を企画したり、社内報を作成する業務を担う。

小能さんとは、私のトレーナーであり、入社当日からこれまで、5年間タッグを組ませてもらっている先輩である。とにかくGIVEの精神に溢れていて、おもてなしの神様。
彼の周りには、いつも笑顔が溢れている。大袈裟じゃなく本当に、この言葉通りの人。

小能さんについては、こちらの記事を拝借。

会社のかの字も知らない私に、総務とは、労務とは、法務とは...等、基本的な会社組織のことから、社内・社外メールの送り方など、新卒研修で教わるようなことを初日から細かく教えてくれた。
一方で、入社して間もない頃、そんなにまだ親しくない中で、「アイラインを書いてくれ」と言われたのが衝撃的な思い出。ハロウィーンの日に、急にドラキュラの格好をして出てきて、あと目を描いたら終わりだとのことで、書かされたのが懐かしい。笑。

会社としてはあまり良くないことかもしれないが、社内研修などのイベント準備では、作業が深夜まで続くことも。(小能さんは直前にグイグイのグイで仕事をするタイプである。)この5年間、文化祭前日の熱量で仕事に向かっていた。恥ずかしながら、「今日会社で◯◯があってさ」というところを「今日学校でさ(あっ)」とか言っちゃうくらいに、楽しんで通っていた。

アカツキしか知らない私は、結局のところ日本で言う一般的な “ 会社 ” というものをあまり理解していない気がする。


やってきたこと。

具体的にやってきたことを並べてみる。

社内報、社内新聞の発行。社内で飲みながらコミュニケーションの取れる月1の場「ふらり横丁」や、朝活、新年会の企画運営。各プロジェクトチームのメンバー間のコミュニケーション支援などなど。

社内新聞「えーぺら」

えーぺら画像

社内報とは別途、近況報告を目的とした社内新聞を発行。フロアごとの休憩室に掲示。アカツキ台湾でも続いて発行されたそう。


アカツキの朝活「am:orning」

朝活画像

各業界の一線を走る方々と社内メンバーの座談会を、朝活として企画。朝からエネルギッシュ且つポジティブな気持ちを共有して、1日を過ごそう!という内容。
この回のゲストの奈久留さんは、俳優の仕事で出会った人生の先輩である。
朝会については、こちらの記事を拝借。



社内報「@JUMP」

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前任の先輩から引継ぎ、20号まで発行。全20pの社内報で、内容は事業面を差し置いて、あそこのプロジェクトメンバーがこんなとこ行って遊んできたよ!というような組織活性に纏わる文化面の紹介や、社内メンバーがどんな心構えで仕事をしているか、など、人にフォーカスする記事を多めに作成。企業社内報としては特殊で面白い雑誌だったと自負している。3ヶ月に1度、フロアを回って社内メンバーに一人ずつ手渡しで配布するのが醍醐味だった。


社内居酒屋「ふらり横丁」

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創業時からいる先輩方に協力を仰ぎ、マンスリーパーティーを改め横丁の企画。唐揚げとおにぎりとビール、それだけで、みんなが笑顔になれる月に1度の社内居酒屋。時々、ジビエを持ってきてくれる仲間が現れたり、DJを回す仲間が現れたり、ゲーム企画を持ち込む仲間が現れたり、店員さんも担当してくれる仲間たち。自由な広がりを見せていた。

社内居酒屋のお昼版「げーむ横丁」

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時間帯の問題でふらり横丁に参加できないメンバーを対象に、ランチタイムの横丁を企画。コアなゲームを教えてくれる仲間たち。参加者がいつの間にか企画側にきてくれる現象が。(よくある)


新年会

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2020年は、人事広報部が社内メンバーと新年の挨拶をする場として「新年祭」を企画。縁日のように、甘酒やお餅つき、書き初め、「小吉」から「大大大吉」まであるオリジナルおみくじや、絵馬などを用意して新年をお祝いした。


最後に、昨年のアドベントカレンダーで、先輩であるあゆみさんが書いてくれていたこちらの記事を拝借。


気づいたこと。

“ 未経験の私に、よく色々と企画運営任せてくれたなぁ ”

振り返ると、反省点ばかり。無知故に勢いで出来たことが多かったなと思う。
面白いと言って一緒にやってくれていたのは、小能さんだけでなく社内メンバー全員。社外でも、面白いと協業してくださる方に本当に恵まれた。
いちアルバイトが、全社に関わる催し物や刊行物について企画運営させてもらえたのも、アカツキに集まる人たちの人柄が大きかったと思う。
一丁前にぶつかって喧嘩したり、涙したりあったけれど、それを受け止めてくれる人たちが集まっていた。

そして何より、挑戦を応援してくれる。この5年間、会社自体が目まぐるしく変化していったし、変化に柔軟な人たちが多かったのも、自分の居心地の良さに繋がっていたと思う。


学んだこと。


“ 学ぶ意欲があれば、いつでも成長できる ”

これは、自分のこと。入社した時、今当たり前に知っていることが、何もわからなかった。
ビジネス本なんて読んだことがなかったけれど、会社に置いてある本が面白くて何冊も読んだ。会社にまつわる全てが未知で、知らないことを知る喜びで毎日溢れていた。
議事録さえ取れなかった私が、今はパワポで資料を作ったりしている。


少年漫画の主人公でいること

“ 少年漫画の主人公でいること ” 。この言葉は、前代表の塩田がよく言っていて印象的だった。何か物事を決める時、する時、少年漫画の主人公だったらどうするかを考える。そうすると、自ずと答えが出てくると。そうすれば、みんなが正しいと思うことをしているはずだと。なるほどと思い、今でも、悩んだときにふと思い浮かべる言葉。


おさらば、30までのわたし

つらつらと書いてきたが、なぜ今回こんな話を書こうと思ったかと言うと、カッコつけてきた自分とおさらばするためである。

これまで、泥くさいことは見えないように、楽しく生きてる自分を演じたいと強く思っていた。売れない俳優の肩書きもすっぽり隠して。

「いつも楽しそうでいいね」「悩みなさそう」

そう言われるたびに、へっへーん!と思っていた。

でも、カッコつけるのは狭苦しかった。演じて生きるんじゃなくて、ありのままで居て、それを受け入れてくれる人と一緒にいたいなと。

正直に真っ直ぐに生きようと。
女優の夢もしっかり胸に抱いたまま。

3月に出産をし、長女を見てそう思うようになった。
子供に、そう生きて欲しいと思った。

今、私は業務委託でアカツキと契約をしている。
自宅で子供をみながらリモートワーク中。


実は5年前、アカツキで働く1週間前に、名のある映画監督と下北でサシ飲みをしたことがある。「OLなんてやめとけ、絶対にだめだ。」と強く言われた。

今思えば、あのときが転換期だったのかもしれない。
女優として売れるには、アカツキの入社は間違っていたのかもしれない。
でも、この5年で出会えた人たちと、今の幸せを考えたら、この人生はこれでよかったと思える。

この記事を読んで、アカツキいいなと思ってくれる人がいたら、万々歳。
拙い文章を読んでいただいた皆様に感謝。



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あとがき

最後まで読んでいただきありがとうございました。

実は、記事を公開することへの緊張で、前編を公開する前夜、眠れずにベットの上で目をぱちくりさせていました。
わたしなんかの話を聞いて面白いと思ってくれる人がいるだろうか、これを書くことで会社のイメージが少しでも悪くならないだろうか、なんて、グルグルグルグル考えていました。

...が、いや、ここまで悩むのは一生懸命に書いたからだ、大丈夫!と、根拠も答えもない、自信だけを持ち出して乗り切った次第です。

さて、ここで前回のアドベントカレンダーから、一緒に運営している仲間を紹介させてください。

広報チームにいるグラフィックデザイナーの、通称:あひるさん。
あひるさんは、アカツキ内でのあだ名が ” あひるさん ” なのです。
あひるさんは、アドベントカレンダーでは全記事のヘッダーデザインを担当しています。他に、上記でご紹介した社内報や、えーぺら、新年会のビジュアルデザインなど多岐にわたって一緒に仕事をしてきた仲間です。
” あひるさん ” は、あひるのことが大好きで、あひるに会いにいくためだけに海外に飛んでいくような人。
あひるに没頭する姿が好きで、わたしが、密かにファンなのです。
社外では、“ moca ”の名前でイラストレーターとして活躍されています。
twitterがこちら

今回のアドベントカレンダーのデザインテーマは、「手紙 」。

大切に書いたメッセージが、届けたい誰かにしっかり届きますようにという想いを込めて、あひるさんが提案してくれました。

25日まで、大切な仲間たちと大切なメッセージをしたためて参ります。
引きつづき、人事アドベントカレンダーをお楽しみくださいませ。

...それでは、おしまい。

人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】株式会社アカツキの人事広報部に所属するメンバーが、ハートドリブン&思いのままに綴った記事を毎日リレー形式で連載しています。
記事を読んでアカツキが気になった方は、ぜひこちらのHPへ遊びにきてください。▶︎ https://aktsk.jp/recruit/