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会社説明会に魂を込めた話

こんにちは。こさだです。
2020年にジョインし、ずっと新卒採用を担当していました。最近は採用から少し離れて、人、組織の領域で幅広く業務を行っています。

突然ですが、みなさんはこれまでに魂を込めた仕事はありますか?
アカツキでは「たまこめ」で伝わるほどに、「仕事に魂を込めること」「なぜやるか」を大切にする文化があります。
私もひとつひとつの業務に対して意識はしているのですが、特に23卒採用は私の社会人人生の中で一番と言っても過言ではないほどに、魂を込めて仕事に向き合いました。

今回は、私の魂を込めた仕事についてみなさんに聞いていただければ嬉しいです。

こんな人に見てほしい
・採用手法に悩みのある採用担当の方
・なんとなく今の仕事にもやもやしている方

▼新卒採用と悩み


採用は下の図の流れで進行します。

まずは会社を見つけて、説明会や面談に参加。興味をもってもらい応募していただく。そして選考の中でお互いを理解する。会社に共感して好きになってもらい、入社を決断する。

すべてのフェーズが大切ですが、会社によって課題の場所は違います。注力すべき場所も違う。23年の新卒採用を設計するにあたって、それぞれのフェーズでどんな工夫をしようか、と悩みました。正解がないからこそ、悩んでしまう採用担当の方も多いのでは?と思っています。

▼注力するのはアカツキらしさが発揮できるところ

去年の数字を分析したり、エージェントさんに相談したり、いろんな方法で戦略を考えました。ただ、仮説検証をしっかりと行うため、がむしゃらにいろんな施策を行うのではなく、狙って施策を行うことに決めました。

・アカツキだからこそ、工夫が最大化されること
・その後の選考で有効であること

それが両立できる施策を考えたいと思いました。

◎アカツキらしさって?
私が考えるアカツキの強さは「人」でした。
私の大好きなアカツキのメンバーに会ってもらい、さらにそれが伝われば絶対に好きになってもらえるはず。
(私がアカツキのメンバーが大好き、と言う話は去年のアドベントカレンダーで綴っています)

23卒採用の1つの施策として、説明会でアカツキメンバーの良さを伝え、「興味」で終わるのではなく「共感」までを目指すことをゴールに設定し、会社説明会を設計することにしました。
(具体的なKPIは「説明会参加者の選考参加率」「内定承諾率」「内定承諾までのリードタイム短縮」としました。)

▼すべての企画に対して「なぜやるの?」

さてさて中身の企画です。
ただただ会社説明をして、メンバー登壇のフリートーク、では面白くありません。
興味で終わらずに共感までを目指すために、たくさん企画を出して「なぜやるのか?」を自問自答しました。

プランナーを目指す学生はなにが聞きたいのか?それって何が面白いのか?なんでそのテーマなのか?誰が登壇するのがいいのか?何度も何度も思考を重ね、言語化し、企画を作っていきました。

登壇者のアサインに関しては、「話が上手で登壇に慣れている人」ではなく、いろんな観点で何名かをピックアップし、学生時代や前職のエピソード、就活時の軸、アカツキを選んだ理由、アカツキに入ってからの経歴やエピソードを調査しました。わからなければ1on1を依頼してインタビュー。徹底的に解剖し、それぞれの推しポイントを見つけた上で、アサインしました。
アカツキのメンバーは本当に優秀です。なので、そこまでしなくても素晴らしい説明会を作れる自信もありました。ただ、この場をどうしたいかを考えると、時間がかかってでも私がやりたいことでした。

加えて、近年は「オンライン説明会」が主流で、説明会参加のハードルは下がり、参加者数は増加傾向にあるものの、選考への参加率は低くなるという課題がありました。
企業側からの一方的なラジオ的になっており、参加している意識がないことが選考不参加の理由だと考え、チャット機能を利用したインタラクティブなコミュニケーションができる設計に工夫しました。

具体的な内容は来ていただいてのお楽しみ、と言うことで割愛しますが、フリップを活用してクイズ形式のコーナーを作り、その場にいてこそ楽しい時間を意識しました。

▼細部にまでこだわる

さらに使用する資料にもこだわりました。
ゲームプランナーとして企画書を作成する時には「相手がワクワクするか」がとても重要で、内容はもちろんですが、見た目にもこだわって企画書を作成します。
今回はゲームプランナーを募集するための説明会です。採用担当だからって妥協はしません。全力でワクワクするスライドを作り込みました。

オープニング
アジェンダ

(こちらのイラストはアドベントカレンダーのバナー作成をしている社内デザイナーのアヒルさんに作成していただきました^^)

▼結果は◎

具体的な数値は伏せますが、魂を込めて作り込んだ説明会、当日の満足度は非常に高く、具体的に設定したKPIも高い水準で達成することができました。
何よりも、この説明会をきっかけにアカツキを好きになって入社を決めてくれた仲間ができたことが最大の成果だったと思います。

▼採用活動には正解がない

冒頭の「こんな人に読んでほしい」の中に「採用手法に悩みのある採用担当の方」と書かせていただきました。
これが正解だよ、なんてことをお伝えするつもりはまったくありません。
採用手法は会社によって、担当者によって、効果的な手法は違うだろうし、やり方も無限にあると思います。
正解がないからこそ、どうやったらいいか、なにがいいのか、たくさん迷うことが多いと思います。私も常に迷っていました。ただ、今回の取り組みを振り返って学んだことは、採用担当自身が「やりたい」と自信をもって思えることを、魂を込めて取り組むことで、適切な振り返りができ、改善、積み上げ、自社にとっての正解に近づいていけるのではないか、ということです。

▼魂を込めた仕事は自分のお守りになる

新卒採用で会社説明会は必須だから去年と同じようにやる、ではなく、「なぜやるか」「誰になにを届けたいか」「どんな状態をゴールとするか」を明確にした上で、取り組みました。
自分で目的を決めたこと、それに向けて全力で妥協せず向き合ったこと、結果、入社を決めてくれた23年卒の未来の仲間ができたこと。それが私の大きな財産となっています。

今は違う仕事をしていますが、迷った時、自分に自信がなくなった時にも、本気で取り組んだこと、仲間の存在、自分の仕事への誇りをお守りに、進めている気がしています。

▼最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんも、今年を振り返って「たまこめ」の仕事を見つけ、来年からの自分のお守りにできるといいな、と思います。


この記事は、『アカツキグループ人事アドベントカレンダー』 の 15日目の記事です。 前回は堀越さん の「【7年ぶり!?】入社して半年で人事になった22年新卒の実録」でした。

アカツキグループ人事アドベントカレンダー
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