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オーバープリントの設定と挙動
オーバープリントを設定しない場合(ヌキ)通常、2つのオブジェクトが重なった部分は、上(前面)にあるオブジェクトによって下(背面)にあるオブジェクトが隠されます(この状態を「ヌキ」ともいいます)。
そのため印刷時には、下にあるオブジェクトの領域は重なった部分が型抜きされたような形状になります。
オーバープリントをオンに設定(ノセ)オーバープリントは、この重なった部分に対しての製版指定(処理)で、
オーバープリントとは?
オーバープリントは「製版指定」オーバープリントとは「他の版に色を乗せる」製版指定です。印刷時に版ズレが起きても目立たないようにするためなどに使用され、オブジェクトが重なった部分に対しての処理(指定)になります。
オーバープリントの指定は、ベクターオブジェクト同士だけでなく、写真の上に重ねたベクターオブジェクト(文字など)に対して設定することもできます。
具体的には、オーバープリントを設定すると
DTP作業におけるデータの管理・その4(保存形式)
作成したファイルを保存する際は、保存形式に注意しましょう。誤った保存形式を選択すると、新しいファイルが意図せず作成されたり、いったん保存して閉じると編集できなくなることがあります。
また、誤った手順が原因で元のファイルと新たに保存(書き出し)したファイルで内容が異なってしまうこともあります。ファイルを保存する際は、保存コマンドの使い方など、保存手順にも注意が必要です。
ここでは、データを保存す
DTP作業におけるデータの管理・その3(バックアップ)
作業データのバックアップは「作業履歴」と「データ」の両面で行なうことが重要です。
「作業履歴」のバックアップ作業中のデータを開いて作業を行なう際は、作業を始める前に「リビジョン(作業履歴)」を保管するためのバックアップを行います。作業履歴を保管して、常に「以前の状態に戻れる」ようにしておきましょう(データの破損や「ちゃぶ台返し指示」などの対策)。
ちなみに、配置画像を「オリジナル」「補正用」「
DTP作業におけるデータの管理・その2(データ管理方針)
ドキュメントと画像、素材はセットで管理新しくドキュメントを作成する際は、まずFinder/Explorerでフォルダを作成します。作成したフォルダ内にドキュメント・配置画像・素材を保存し、データが散逸しないように管理しましょう。
データを移動・複製する際は、ドキュメントだけが制作したデータではなく、配置画像や素材(材料)などもドキュメントの一部と捉え、フォルダごと実行します。
作成したフォルダ
DTP作業におけるデータの管理・その1(ディレクトリの確認・ファイル名)
各種メディア用のデータを作成する際は、作業状況に応じてファイルの保存場所や保存形式などを適切に管理することが重要です。
データの保存場所を見失う、誤って保存しておくべきデータを上書きして消失させるなどのトラブルは、作業時間を無駄に消費することになります。
ディレクトリを確認して「開く」「保存」を実行する
ドキュメントやファイルを「開く」「保存(新規保存・別名保存)」するときは、ファイルの保存