見出し画像

年の瀬に好きな野球漫画を語るだけのnoteを残しておきたい

昨日の私です。

今回の主題とは違うけれどマスピを聴いて「あっ今年終わるんだな」を改めて気づいてしまった今日でした。

なので、年の瀬ギリギリまで好きなものを語らせてくれの気持ちがあるのでやきう漫画について記したい所存です。


⚫ダイヤモンドの功罪

話題の野球漫画ですね。「このマンガがすごい!2024」に選ばれていました。とんでもねえ作品に出会ってしまったなて思いました。毎回「ひょええ」言いながら読んでます。

ただみんなで楽しく野球がしたい主人公・綾瀬川くんが圧倒的な才能・センスを無自覚に見せつけて絶望する感じ、どこでも見たことがないです…。現在11話までみましたが、続きを知りたい気持ちと絶望する気持ちがぐちゃぐちゃです。

これから先、綾瀬川くんを受け入れてくれる存在か並ぶくらいの圧倒的な才能を持つ人物が現れてくれるといいなと思ってる次第です。じゃないとわたしが泣きます。

⚫MAJOR

わたしにとって野球に触れるきっかけの作品です。

好きな表紙の63巻載せておきますね(n回目)

主人公の吾郎が5歳から小学生、中学生、高校生、マイナーリーグ、W杯、そしてメジャーリーグへと駆け上がっていく壮大やきう漫画です。

なので個人的にMAJORは、茂野吾郎の大河ドラマだと思ってます。いかに野球を楽しめるかを強引ながら突き詰めていく姿は「ひょえ〜〜」と度肝を抜かれます。特に高校編ですね。けれども、野球への真っ直ぐさ、生まれ持った野球センスに周囲は惹かれていくんです。

それにMAJORの沼に浸かってしばらくして気づいたんですが、よくある王道を吾郎は踏んでないんですよね。「全国大会目指す!」とか「甲子園出場!」を目標にして野球をやってないんです。

かといって、「ダイヤモンドの功罪」の綾瀬川くんのようにただ楽しくみんなで野球やりたいというわけでもないんです。ある程度、吾郎にとって脅威であり自分たちの力だけでなんとか倒したい相手なのかが重要で結構具体的なチームを倒すことが目標として掲げられていたように思えます。

高校編がわかりやすいと思いますが、ここでは「海堂高校を倒す!」が主軸になって行きます。なんと彼は神奈川の強豪校・海堂高校に幼なじみの佐藤寿也と入学し野球部に入部するんです。しかし、次第に徹底された内情、全国から集まる猛者たちを目の前にして「敷かれたレールよりも自分の野球をやりたい。海堂を自分の力で倒したい」と決意して転校。そして、元女子校の聖秀高校に編入して野球部を作り、人数ギリギリの中で「打倒・海堂」めざして大会を勝ち上がってついに海堂高校と一戦を交えるってわけです。

吾郎の琴線に触れた相手のみを見据えて自分の野球で倒せるかが見どころなのがMAJORです。王道とは行かないけれど、吾郎は野球と共にこれからも生きていくんです。破天荒だし野球しか見てないし5歳の時のきゅるるんフェイスどこいったばりの自我がめちゃくちゃ強くてクセがあるけどそれでも憎めないのが茂野吾郎なんですよね。(早口オタク)

既に完結はしていますが、現在は吾郎の息子である大吾主人公の「MAJOR 2nd」が週刊少年サンデーで連載されてます。
吾郎とは全く違った大吾の野球ストーリーもまた違ったよさがあるので見て欲しいです。見て欲しい…。

ちなみにわたしは、吾郎の幼なじみであり、ライバルであり、理解者で相棒でメジャーリーガーまで登り詰めた努力家のキャッチャー・佐藤寿也が死ぬほど好きです。人生の大半を狂わされてます。という話を以前noteでも書いてました↓

⚫おおきく振りかぶって

ずーーーーっとMAJORばっかり読んでいたわたしに「高校野球」という一瞬のきらめきのような尊さを教えてくれたのがおお振りです。

なんと今日までYouTubeでアニメ1・2期が全話配信されてるのでぜひに。

理事長の孫だから野球部でえこひいきでエースナンバーを譲らなかったと言われて孤立した中学時代を過ごしていた主人公・三橋が、西浦高校に進学して、硬式野球部のメンツと出会い本当のエースピッチャーになっていく姿が描かれるど青春高校野球漫画です。

いつ読んでも「高校野球はいいな…」と思わせてくれる作品です。MAJORでは野球そのものを好きになったけど、おお振りによって高校野球により身を乗り出したような気がします。

おお振りは、試合を通して気づいて受け入れて成長してく姿がものすごく丁寧に描かれるのが好きです。
三橋が入部した西浦高校野球部は正式に硬式野球部となったばかりなので全員が三橋と同じ1年生。10人のうち一人を除いた部員野球経験者であるものの部自体が新しいので、キリッとした規則も上下関係もないんです。

そこから1試合、1試合を通して“西浦高校硬式野球部らしさ”が作られていくのがたまらないです。

それに野球部員たちを見守る大人たちも良いんです。監督が絶対!という雰囲気を出すのではなくて選手たちを尊重して、考えさせてチームを作る手助けをしてく姿が描かれます。

西浦OGで監督のモモカンが一人一人の性格に合わせて技術を指導して、顧問だけど野球は初心者の志賀先生は丸投げすることなく講演会にいってチームのメンタル部分を支えてる、とこんな感じ。

各部員のお母さんたちも試合の応援で登場しますが、監督に物言い付けるどころか協力的で、良い環境で野球をと心がけてるのが伝わってきます。

個人的には、夏の大会5回戦であたる美丞大狭山戦は印象に残る試合だと思ってます。5回戦に至るまでの試合を見るに「甲子園に行けてしまうのでは!?」と期待せざるを得ないところに突きつけられる現実。完成されていたと思っていた西浦高校野球部の綻びが如実に描かれます。本当にしんどいけれど、この先を考えたら彼らにとって重要な試合だったんじゃないかなと思ってます。

「目指すは甲子園!」とでかい目標をすぐさま掲げてはいないけれど、ひとつひとつの試合と向き合って成長してく彼らから目が離せません。とても尊い。

⚫ダイヤのA

この作品もまた違った高校野球の面白さを教えてくれたように思えます。

主人公・沢村栄純が、名門青道高校野球部に推薦入部して始まる高校野球漫画。MAJORやおお振りと違って甲子園出場の経験もある強豪名門高校野球部で、上下関係しっかりしていて、全国から推薦もらってはるばる上京してくる選手たちがゴロゴロいる環境でスタメン狙っていく姿がゴリッゴリに描かれていくのが面白いところ。「甲子園」を目指すのは当たり前で名門であろうと手を抜かずにひたむきに、そして全力で勝ちに行く姿勢は目が離せません。

どの選手も地方であればエース級の選手だけど名門のスタメンを勝ち取るために日々厳しい練習をくぐり抜けていく姿は胸に来るものがありますね。

唯一無二でいたいのに、どのポジションも代わりはいる。そこでどう爪痕残していくか、試合で活躍していくかはハラハラしてみてました。

個人的に「えっこんなことある…?」と読み終わりで放心状態になった地区大会決勝の超強豪・稲代実業高校との試合は忘れられない試合です…。どんな世界線でも現実を見せつけてくといいますか、とにかく衝撃でした…。ぜひ見てください…。

                                 ⚾⚾⚾
世の中には数多くの野球漫画はありますが、ガツンと影響与えた4作品をひとしきり早口でお出しさせてもらいました。

それぞれに良さがあるし、もどかしさもあるし、現実を突きつけてくる。漫画であろうとうまい話なんてないんですよね。主人公チームだけが日夜練習に精を出してるわけではないをこれでもかと分からせられて今日まで至ります。

この4作品に出会って、プロ野球、国際試合、高校野球を毎年チェックする身体となりましたので来年も益々楽しみになってきました。どんな試合、選手と出会えるかとっても楽しみです。

この記事が参加している募集

マンガ感想文

気になる書籍📖を購入させてもらってnoteで更新もしくはnote執筆で訪れるタリーズ☕代として使わせていただきます😋