8時30分起床。喉に激痛が走る。発声するのが困難だ。
先日の夕方に簡易検査キットで「コロナ陽生」となってしまった筆者だが、喉の痛み以外は問題ない。
会社に「声が出ない」旨を伝えて、とりあえずシャワーをしよう。

「やぁコロナ陽生だったとしても仕事ができるのが、リモートワークのいいところですよね」と、調子に乗って会議を連発したのが悪かったかもしれない。シャワーを浴びながら考える。
このセリフを放った際に、若干の沈黙が生まれたのを思い出した。全員画面OFFのリモート会議だったが、はたしてクライアントの彼らはどんな顔をしていたのだろうか。

9時。リモート業務を始業する。
営業上がりで多少喋れるのが僕の強みであって、喋れないなら並以下のエンジニアに成り下がってしまうなぁー
なんて考えながらシコシコ仕事をしていると、社長から電話がかかってくる。（小さい会社なので大した内容でなくてもよくある）

「ヨシロウさん、大丈夫？ 喋っちゃダメよ？ 私も以前同じ状態のときに会議を入れまくって、2ヵ月くらい炎症が長引いちゃったから。喋っちゃダメよ？ んで、お客さんに返却するPCの段ボールってどこにあるか知っています？」

喋らないで場所を伝えることが出来なかったので、か細い声でなんとか伝えて電話を切る。本来だと僕が出社して作業することだったが、コロナになってしまったので社長がやってくれたようだ。なんとも申訳がない。
にしても、僕は今このように無言でのんびりと仕事をできるが、社長業で喋らないわけにはいかないよな。そりゃ大変だったろうなぁ。

つってやることやって業務終了。さぁ奥さんと車で買い物に行こう。僕は店内に入らないで、彼女が買ってくるのを待つ。
喉が痛いので今日もお粥。飽きたっていうより、腹減るんだよな。ここ数日で1キロ減ってしまった。

寝る前に奥さんが「あなたが黙っているから、これまでになく仕事が捗るのよね」だと。
なんだとクソー。あと3日で元の生活に戻るから覚えてろよ。

23時。眠いので寝る。おやすみー

記事：アカ ヨシロウ
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