【本】やりたいことなんて、なくていい 伊藤羊一


きっかけ

やりたいことがわからなくてもやもやしていたら、おすすめされたので。

内容

Yahoo!アカデミア学長である著者が自身の経験を振り返り、将来に不安をもつ20代、30代に向けてキャリアの築き方を示している。

元々は仕事にやる気がなく不良社員だったが、取引先に期待されたことにより金融機関での仕事で成功事例をあげる。
その後、文房具の会社プラスを経て、Yahoo!に転職する。とんとん拍子に見えるキャリアだが、目の前の仕事に全力で取り組んだ結果だという。

今いる場所で突き抜けろ。
やりたいことがなくても、行動するのみ。
周りに助けられる人になる。
リーダーは、正解のない中で判断する。
人に会うときは目的を持ち、貢献する。
どんな人にもフラットに接する。

印象に残ったのが、「すごい人」と「すごくない自分」みたいに境目を作らないこと。
あの人はすごいけど、私にもこんな良さがある。
今の私には、その視点が足りてないと感じた。あの人は意識高いし、生まれからして違う。恵まれた境遇だから仕方がない。そうやって卑屈になる癖がある。

どんなえらい社長でも所詮はただのおっさん。おっさんがもってるものを私が得られないとしても、私がもってるものはおっさんにも得られないんだ。

まとめ

タイトルの通り。やりたいことなんて、なくていい。

感想

やりたいことってあるべきと思われすぎじゃない。今の世の中。
小さいころから将来の夢とか聞かれるのがほんと嫌だった。無理やり作り出して、大人が納得しそうな答えを出しとけばいいかなって…。

好きなことで生きていくとか、そういうの流行ってて肩身が狭いと思ってた。

もやもやはずっと付き合っていくものなんだから。
きっと自意識過剰なんだろうな。凡人ってことを認めて、今ある環境に感謝して、周りに頼りまくっていくしかないんだろうな。

これから

自分の中で消化しようとせず、周りの人に頼ってみる

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?