【本】世界観をつくる 水野 学・山口 周 著
きっかけ
デザインに興味があったから。
内容
1 意味をつくる
時代は、文明から文化へ移行してきた。現代人は衣食住に困ることはなく、低次の欲求はほとんど満たされている。そして、実用性ばかりを気にしてつまらない選び方になっている。
意味はないが役に立つ(つまらない)>意味はあるが役に立たない(ワクワク)
2 物語をつくる
まずどんな世界観にしたいのかを徹底的に考えることが必要。
ターゲットを絞る。女性の場合はファッション誌のイメージで考えると、細分化されているのでやりやすい。
デザインは、上っ面でなく人格を与えること。〜っぽいで分類して例えてみるといい。(ex パスタなら〇〇、色なら〇〇)
センスをよくするには?ものを「ちゃんと」見る。センスは知識からはじまる。映画や文学で引き出しを増やす。一見何の役にも立たないインプットがアウトプットの材料になる。
3 未来をつくる
レッドオーシャンこそ「物語」で勝つ
経営とデザインの両方が分かる人は少ない。デザインの前後で、前段階のストーリをつくるところはAIにはできない。なにからやればという会社には経営状態のヒアリングから行う。
デザインの学び方
①「らしさ」を見極める
②基礎知識(色や書体)を身につける
③タブー・NGを知る
自分の好き嫌いを言語化する。小学生の息子に改善点を聞く。
精度を高める。未来を見せる。くっきりと描く。
「仕事ができる・できないの、最後の分かれ道は、その人の感性」
まとめ
ワクワクするデザインには物語がある。
感想
デザインできるって何となくかっこいいなぐらいに軽く考えてたけど、本質はめっちゃ深い。なぜそうしたのか論理的に考えてつくる必要があって、かなり頭をつかうんだなと。
文明→文化ってとこがなるほどと思った。古民家とか家庭菜園とかDIYとかが流行ってるけど、今の時代は便利すぎて刺激が少ないから、あえて面倒くさいことをやることが生きる楽しみつながるんだ。
スマホを見ながら歩いたりしてて、何かに注意して生きるってことが少なくなってる気がする。子どもの頃は見る物全てが新鮮で、楽しかったな。何にしても、よく「見る」ことが大事だと分かった。無駄なことなんてない。
これから
ものごとをよく見る。余白を大事に生きる。
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