見出し画像

次こそは動けるように。

10年前。

ぼくは小学校6年生で、
校庭で友達とサッカーをしていたと思う。

その頃は日本でなにが起こっているのか
知る由もなくて、

テレビの前の映像に驚く大人を見て、
驚いていた。

それからある程度、月日は流れ、
子供だったぼくにも、

日本ですごいことが起きていると、
察知ができるほど、

テレビの中の景色に、
ただただ呆然としていた。

だけど、小さなぼくは
災害が、遠い世界で起きているかのように感じて、

いつのまにか、他人事のように、
また自分の毎日に戻っていった。

そんな僕もそろそろ22歳。
これから社会人として仕事をする、節目の年。

あの災害から10年経って、
少しずつ、あの日になにが起こっていたのかを、

知りたいと思うようになっていた。

興味、と呼ぶにはあまりにも不純かもしれないが、
あの災害を僕は忘れてはいけないと思った。

そして10年後の今、
僕は仙台、福島に訪れた。

初めての地、初めての景色、
そして、初めての体験。

震災以前がどんな景色だったのか、
僕は直接確かめることはできないが、

今を、今の仙台、福島を、
強く確かめることができた。

そこで見た景色。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

この一つ一つが今の、

これからの、

景色であり、歴史である。


次こそは、

次こそは、動けるようにと、

自分に言い聞かせながら、



僕は今日も、


眠りにつく。

もし、記事を読んでみて笑ったり、感動していただいたり、心が動いたりしてくれたのならそれ以上の喜びはありません。心からの“感謝”をあなたに、ありがとう。