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夏のぷるぷるお菓子

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

とうとう、きてしまいました。

夏。

決して嫌ではないけれど、大好きではない季節。
暑いのが苦手だからでしょう。

幸い、食欲に変化はありません。
食いしん坊は、季節に左右されないらしい。
それぞれのメニューを楽しめるのは、ありがたいですね。

避けられない暑さを、少しでも涼しく、気持ちを上げていくには、色々な方法があります。
私の場合は、やはり食べもの。

胃袋直結型の人間ですから、わかりやすいのが一番なのです。

今回は、夏にぴったりの和菓子をご紹介しますね。

1.金魚

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丸い、寒天という水槽の中で泳ぐ、金魚たち。
赤と黒という、コントラストが際立っています。

おかしみのある形が、可愛らしい。

水草を思わせる、みどり色のあん。
薄いピンク色のあんは、何を表しているのでしょうか。

小さめのスプーンで、そうっとすくいます。
思ったよりも弾力のある寒天が、押し返すように自己主張をしてきました。

あっさり味の透明な寒天と、甘い金魚が口の中で混ざり、溶け合っていきます。
色によって、甘さが微妙に違うので、それも確認するのも面白い。

舌で押しつぶしながら、甘さの度合いを確かめ、寒天と一緒に喉へ送り込んでいく。
その爽やかさ。
涼を取り込むのに、ぴったりです。

2.アサガオ

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落ち着いた、紫色の花びら。
真ん中が、星形に切り取られています。

寒天の中で、しっかりとその美しさを見せてくれました。
小さいみどり色の葉っぱが、ちょうど良いアクセントになっています。

きれいな均衡を崩してしまうのはもったいない。
でも、やはり食べたいですし、食べるしかないでしょう。

震える寒天と、甘みのあるアサガオを口に入れると、歯茎もそれを喜んで受け入れてくれました。

吸い付くような、食感。
甘みが溶けるときの舌ざわり。
ゆるやかに喉を通り抜けていきます。

少し濃いめに淹れた緑茶がぴったりでした。

涼しさを味あわせてくれる、寒天の和菓子。
見た目も味も、夏にぴったりです。

※ここで、お店情報を載せたいのですが、うっかりチラシを処分してしまいました。
次回、新作が出てきたときに、改めてご紹介しますね。

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