4月29日(土)　くもりのち雨
スーパーでキビナゴを見つけた。唐揚げにして塩を振って頬張ると、それはそれは美味い。大好物だが、揚げ物を作ったり食べたりする調子ではなく、またの機会に、ということにして見送った。それにしても体がぴかぴかだったなあ。
多分、今後しばらくお目にかかれず、「あの時買えばよかった」となる気がする。

思えば、実えんどうのご飯を食べたくてスーパーに行ったのだ。ご飯もののうちで、私にとっての最高峰。ふっくら丸い豆、塩気のきいたご飯。熱々はもちろん、おにぎりにしても美味い。この季節最大の楽しみである。
　
季節のものは目にも嬉しいと思う。元気に満ちて見える。野菜でも果物でも魚でも、わくわくするのだ。

帰宅後、夫がらっきょう漬けの準備を始めた。私には苦手な食べ物だが、保存食には心踊るし、こまごまとした作業を眺めたり手伝うのは楽しい。流し台にらっきょうの匂いが漂う。夫は鼻歌交じり。よい土曜日になった。

今日の山頭火
けふも雨ふる病みほうけたる爪をきらう