先日、老舗パチンコメーカーである
西陣が廃業すると発表した。

台の製造メーカーも、パチンコ店も
遊戯する人がいなきゃ成り立たない。

オレが住む地域の店舗も
つい最近まで営業していたが
昨日、お客様を乗せてその前を通ったが
ネオンがついていなかったので
よく見たら店の周りにはロープが張られていた。

あぁ、ついにつぶれたんだ！
って思った。

パチンコ業界には、約10年ほど在籍していた。
いくつかの企業を渡り歩き
突然店舗が閉店する経験をしたり
会社自体が廃業するって経験もした。

10日くらい前に、突然廃業する旨のFAXが
全店舗に送られてきておしまい。

そんな、あっけない幕切れをした所もあった。

オレがパチンコ業界にいたのは
20代の後半から40歳手前まで。

副店長など、様々な役職も経験したし
店を動かしてきた経験もしたが
40歳までには業界を去ると決めていた。

それは、40歳前と後では
転職するにも大きな違いがあるからだ。

若い連中にも、そう言っていたし
他に行っても、ある程度なんとかなるような
教育をしてきた。

若くからパチンコ業界に入った人間が
いつまでもしがみつく理由の一つに
この業界の給料が他よりかなりいいことが
あるのではないかと考えている。

オレ自身、パチンコ業界を離れてから
この業界以上の給料を貰ったことはない。

この前記事にした、20年前に知り合った元カレは
オレの影響を受けてパチンコ業界に転職した。

今は主任クラスになっている。

で、職場で結婚し現在に至っているのだが
その彼も、もう40歳になろうとしている。

オレは彼にも、ずっと前から
40歳までに転職を、って言っていて
彼も、そうしようとしていたが
結局は転職せず今に至っている。

先日、彼と話している時に
今の給料の話になったのだが
オレの給料の低さに驚いていた(笑)

そりゃそうよ。

20年近くもパチンコ業界にいたら
それが普通になってしまう。

ましてや、世帯年収としては
600万円くらいはあると思うんで
辞めるに辞められないわな。

オレがパチンコ業界にいた時の知り合いや
同僚、部下のなかで
まだ業界に残ってる人も何人かいる。

もう、50歳をとっくに越えて
平社員のままホール回りをしている人も
数名いるんだよね。

もうこうなるとね、抜け出せなくなる。

この業界が衰退するってわかってても
行くところないもんね。

店舗閉鎖など、会社都合での退職なら
失業給付金がほぼ待機期間なく発生するが
自主退職なら、３ヶ月の待機期間がある。

だからと言ってつぶれるの待ってても
年を重ねるだけで得策とは言えない。

今、パチンコ業界にいる若いスタッフたちには
一刻も早く転職した方がいいと言いたい。

給料が高いという理由で
そこにしがみついていても
成長産業ではないのだから
先は見えている。

若いうちは、いくらでも転職先はある。

未経験の業界でも、雇ってくれる。

西陣の前には、高尾が破産。
その他のメーカーも希望退職を募ったりしている。

そして、パチンコ店も減る一方。

路頭に迷う前に
迷わず転職したほうがいい。