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伊藤詩織氏と山口敬之氏の事件について

下記の■1■2はYouTubeチャンネル「一月万冊」にコメントとして投稿した内容です(私のコメント以降ここnote関連語句がNGワードになりました)
■1  2022/09/05 15:13 安倍晋三の亡霊に怯えて統一教会問題を隠すか?・・
■2  2022/08/27 20:45 安倍晋三と菅義偉の犬!警察庁長官中村格が辞任・・
下記の■3は、加えてYouTubeチャンネル「れいわ新選組 大石あきこチャンネル」にコメントとして投稿し、AI通過、公開表示確認後、一時間以内に大石あきこチャンネル管理者によって削除された内容です
■3  2022/09/14(#大石あきこ山口敬之にも訴えられたってよ・・)
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■3
事件そのものがちゃんと検証して語られる前に、政治案件となり、女性運動の格好のネタになったことが大きな障害となりました
https://twitter.com/LPforworld/status/1272891259410100232
藤田早苗氏、永田浩三氏、伊藤和子氏、後藤弘子氏、新崎盛吾氏、青木理氏、南彰氏、望月衣塑子氏・・・表現の不自由展の人から「中立、客観性」を装うことのできるジャーナリスト、名だたるフェミニストが揃い踏みで支援しています

ずっと見てきたのですが、彼らは事件の核心の部分の詳細、争点になっている問題については自らは絶対に口にしません。どうしたの?と唖然とするほど、先に結論ありきの姿勢を貫いています
たとえば、
・・・産婦人科のカルテには「coitus AM2~3時頃、〇ン〇ームが破れた」との記載があるにもかかわらず、詩織さんは時刻は言っていないと言っています。また、2017年6月ごろ来院証明書をとった時にカルテの内容を確認したのか、カルテの開示は拒否していました

【医者を悪様に書くよりも,その時書いていたはずの著書なりインタビューなりで「カルテを見たが伝えたことと全く異なることが書かれていた」と言えばよく,裁判において山口氏側の要請で開示されるまで黙っている理由はない】
【詩織さんがこのカルテを自ら提出しようとしなかったことも考えると,カルテには実際に詩織さんが伝えたことが書いてあり・・・それは詩織さんにとって都合の悪い真実であったと考えるのが自然だろう】
(上田24さん|note;下の■2の参照先より)

民事裁判では一審でこの女医のカルテの記載に真実性はない(??)とされました。ショートカットの女医さんがどんな理由で「捏造しなければならなかったのか」については触れられません。メディアでは実質緘口令が敷かれ、香山リカさんはカルテを開示しろと迫る人は、ゆがんだ欲望が見え隠れするとまでTweetしてこの考察を押さえ込みました
https://twitter.com/ogawaeitaro/status/1207900004754444288
https://twitter.com/rajiotaisou16/status/1207951921350184961
https://twitter.com/rkayama/status/1209417689099165696

22/9/30 追記
実はここは重要な問題なのです
地裁の鈴木昭洋判事は
「原告が被告との間で合意の下に本件行為に及んだ後の行動としては不自然に性急であり、本件ホテルから一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然」
だとその心証を表明しており、もしも行為後2時間以上も一緒に滞在していたとなると、(判事さんの)自らの前提が根底から崩れ去ってしまいます
ですから「一刻も早く立ち去ろうとするための行動」だとするならば、女医さんが「詩織さんから聞いたことと違う時刻をカルテに記載した」ということにならざるを得ないわけです・・・でも、常識的に考えてそんなことがあり得ますか?理由がありません
【詩織さんは「確認したのが5時だったので、このとき明け方とだけお伝えしました」と証言、また「コンドームが破れたという言葉も使っていないため、(それは医師に)勝手に書かれました」と精神的に混乱状態のない法廷で証言して、鈴木判事がこれを採用、(医師が)詩織さんが全く申告していない事実をカルテに書き込んだ「疑念」があるとしました
これを受けて
山口氏側が医療法人社団プラタナス イークに「coitus 4/4 AM2-3時頃 コンドーム破れた」とのカルテの信憑性を確認、
控訴審では医師が(詩織さんが伝えたことを)診療録に記載したと認めるのが相当であるとされました
(精神的に混乱状態ではない詩織さんの証言・・・「明け方とだけお伝えしました」「コンドームが破れたと(医師に)勝手に書かれました」という証言は偽証(虚偽の証言をしたという意味)だったことが明らかになります
ところがこの信用の回復したカルテに書かれた「避妊具が破れた」という客観的事実に反する記載(=詩織さんの発言)を根拠として、詩織さんが診察時に「精神的に混乱」状態にあったとされ、(精神的混乱等の背景を認め)
その「混乱」時にAM2-3時頃だと医師に伝えた内容が「虚偽」であると判断されました。よって彼女が時間を遅らせたあとの証言の方が真実であるという結論になってしまったのです・・・ ・・・(はにゃ??)
・・・どっちに転んでも詩織さんに有利にはたらくシステムですか?これ
ちなみにコンドームが破れた等で避妊に失敗したという理由は、こういうアフターピル処方の診察時には女性の常套句で、「精神的混乱」の根拠には爪の先ほどにもなりません

一方、山口氏の供述の「変遷」だとして
「(メールの内容は)原告(詩織さん)に呼ばれたために被告(山口氏)が窓側のベッドから原告の寝ている入口側のベッドに移動したとする本人尋問における供述内容と矛盾するもので、被告の供述は、本件行為の直接の原因となった直近の原告の言動という核心部分について不合理に変遷しており、その信用性には重大な疑念がある」
とされた山口氏が「何の矛盾もない」と主張しているメールの内容とは
【トイレに立った伊藤さんが「私の寝ていたベッド」に入ってきた(後日の詩織さんへのメール)】というものです
つまり、ならば行為が行われたのも、もともと山口氏が横になっていた窓側のベッドのはずじゃないか、という「矛盾」だというのです
詩織さんの入口側のベッドは昨日まで山口氏が使っていたベッド、窓側のベッドはベッドメイキングを壊さないままパッキング前の衣類などを並べていたので、荷物置き場にしていたそのわずかに空いたスペースに山口氏は身を横たえていました
「私の寝ていたベッド」とは「もともと私が使っていた方のベッド」という意味で、山口氏自身、そのホテルの「私のベッドという意味」だと説明しています。つまり、その時に山口氏がいた窓際のベッドのことではありません
しかし、判事には、いやいやお前のいた窓際のベッドのことだ、言うことを変えたのだ、不合理に変遷したのだ、と決めつけられました
・・・これが100%判事の心証の結論です。判事の心証次第で「自由心証主義」自由自在というわけです

でもなにか・・・
 詩織さんの方がグダグダですから山口氏の方でも何か「核心部分について不合理に変遷しており、その信用性には重大な疑念がある」と嘘でも断罪できるようなネタを提供しないか、そういういわゆる「ヘタを打たないか」とじっと待っているところへこの「私の寝ていたベッド」というメールの文句を見つけて「来た来た、ほら来た!これだ!」と飛びつき、メディアもこれで「それなりに理由が書ける!」と勢い込んで飛びついた・・・というようなことがありませんでしたか?と私は聞いてみたいです
 この山口氏の供述の「変遷」については事件に興味のある人なら誰でも知っています。おそらくさかんに報道されたのでしょう
しかし、「明け方とだけお伝えしました」「コンドームが破れたと(医師に)勝手に書かれました」という詩織さんの偽証周辺の事情はほとんどの人は知りません。当たり前です。報道されていませんから
それでどんな世論がつくられていったのでしょうか

22/10/08 追記
裁判中、山口氏の供述の「変遷」だとして内外で騒がれたことに、事件前に立ち寄った「とよかつ」の入出店時刻の議論もあります

山口氏の陳述内容
①自分の来店時刻は午後6時過ぎ
(控訴時も同じで、串焼き店「とよかつ」の陳述は6時半から7時頃)
②詩織さんの来店時刻が午後7時過ぎ
(控訴時は遅くとも午後7時半頃までで、とよかつ陳述が7時から7時半頃)
③退店時刻は午後8時頃(控訴時も同じで、とよかつ陳述では午後9時以前)

ということで、山口氏自身が言っていることは「変遷」というほどには変わっていません。むしろ問題にするならば、午後8時頃に来て10時前(9時40分頃)に退店したという「とよかつ」証言ともはずれた詩織さんの証言の方でしょう
 しかし退店時の時刻を山口氏と詩織さんの中間をとって「とよかつ」陳述に寄せ、「退店時刻を午後9時とする」とした場合の手塚医師の意見書(実際の飲酒量が問題になっていました)が山口氏側から提出されたことからこの手塚意見書の「退店時刻の午後9時」をもって山口氏の供述の「変遷」だと仕掛ける人がいたのです(一般人ではありません。メディア関係です)

 同時にシェラトン都ホテル東京の解錠記録というのが出てきました。そこには入室時刻が7時04分とあり、とよかつ証言の「山口氏入店後半時間後の詩織さん来店」を基準に置くならば、詩織さんの証言の入店時刻「午後8時頃」を間接的に裏付け、補強するものですが、これは山口氏や「とよかつ」の証言とも食い違います
 実は「提出された解錠記録は転記されたもので、もとのデータは上書きされてもはや確認しようがなかった(BlackFoxさん|note)」とのことですが、何があったのでしょうか

(「とよかつ」聴取書 乙第83号証の1
伊藤さんは、お酒を飲んですぐに顔が赤くなったので、「お酒に強くないのかな」と思いました・・・詩織さんは自分がお酒に強いのでレイプドラッグに違いないと思ったと言っていましたが・・・)
https://note.com/0012345/n/neeabd9990d79

12時間以内にアフターピルを服用して、99%以上の確率で避妊のできた状態であるにもかかわらず、繰り返し山口氏に妊娠を匂わせるようなメールを送った理由、
2015年5月7日、妊娠検査に同行した友人の当座の陳述で、山口氏から詩織さんに送られた「精子の活動が低調」だというメールを見て鳥肌がたったという証言、山口氏のメールは翌日の5月8日に送られたもので、7日に友人が見るのは不可能です・・5月7日に妊娠検査に行ったことは確かなようですので、後日詩織さんが友人にそのメールを見せたか、内容を伝えたのですよね?
判事にもメディアにも無視されたこういう疑問点は残ったままなのです

民事裁判は事実認定のハードルが低い(刑事事件はハードルが高い)という一般論に惑わされることなく、今一度あらゆる一次資料で事実認定を見直す必要があると思います
「民事裁判において、判事が常に公正とは限らない」と疑わせる事例はあります。判事と離婚弁護士による実子連れ去りマニュアル・・・(渡邉泰之氏による衆議院法務委員会 参考人意見陳述)
https://www.youtube.com/watch?v=s7vvZ-0Z4Ng
・・・法務大臣が何を言おうが関係ない、国会の議事録など参考にしたことはない・・・
何の証拠もなく、判事の心証のみによって、妻にハ〇ミを突き付けたと審判書でDV事実を認定・・・上級審でも是正されることなく「判事の認定した事実として」踏襲されています

■2
「逮捕状もみ消し疑惑」について詩織さんがBlackBoxで説明した時系列は
・・・2015年4月27日、「逮捕はできない。証拠がないため厳しい」と捜査員に説明を受ける
彼女は「パソコンで動画を撮られていたかもしれない件では逮捕できないか」と逮捕を切望
翌日に高輪署の捜査員から「これでいけるかもしれない。被害届を出して欲しい」と言われます

<これが「撮られているかも、じゃ何も出来ないわけですが、本当に撮られているなら証拠になるし、その隠滅の恐れも、そして逃亡の可能性もあるからと『準強姦』の逮捕状が発付されました」
というその理由になるわけです>(BlackBox quote「」内)

2015年4月30日に刑事告訴
(BLACK BOX記載とメディアの関係者取材によると)その後逮捕状発布、それ迄に家宅捜索はなく、また録画機能のないパソコンも押収されていません
重要なことはもみ消し疑惑以前に、この間、家宅捜索をして、証拠を押さえて逮捕状をとるという通常の手順を踏んでいないということです
さらに
逮捕される予定が上からの圧力で逮捕準備している中で緊急中止された、と捜査員から聞いたという話で一気に炎上するわけですが、この話は、いくら探しても彼女の著作の中にしかソースはありません
(民事裁判ではこの捜査員の証人申請は詩織さん側がことごとく拒絶しています)

実は詩織さんは、警視庁捜査一課からこの間の経緯をちゃんと説明されていることをBLACK BOXの中で彼女自身が証言しています
(逮捕状は)実際に執行する前に警察官の判断で逮捕要件を満たしているのかどうか、適正な執行かどうかもう一度判断してくださいね、と言うレベルでも発布されること
逃げているわけではないが、どこにいるか分からない場合、警察官が逮捕状を手に持っておくというケースがあること
山口氏はアメリカにいたので、逮捕状を取るのは適正だが、帰ってきた時点で、特に証拠隠滅の恐れはない・・高輪署は高輪署で判断して逮捕状を取ったのでしょうが、我々は主管轄なので、報告が上がった時点で逮捕の要件が今はない

【参照】
【上田24 note】さん
「伊藤詩織さん逮捕状もみ消し疑惑について」逮捕状の発付と執行停止の理由は警視庁捜査一課から説明を受けている
【秘密録音 検証まとめ tass-note】さん
(詩織さんが東京高裁に提出した、検察庁内で秘密録音したデータ全文テープ起こし)【 】内で検索

詩織さんは最初から強姦致傷の内容を捜査員に伝えていたと主張しており、それにもかかわらず警察が準強姦として扱ったとしています。詩織さんは警察とのやり取りを録音しているとのことだったので山口氏側が提示を要求、その時に警察との秘密録音を出さずに検事との録音を提出しました

22/10/04 追記
もみ消し疑惑の「デッチあげ」は、
この「新潮社の吉田調書」からはじまりました
https://note.com/tass/n/n79fdf9db450d
この事件は中村格氏が(官邸の指示を受けて)逮捕状を握り潰したのではなく、高輪署の杜撰な捜査を本庁捜査一課がすんでの所で正常化した一件だ(tassさんより)
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元産経新聞記者 三枝玄太郎氏の関連Tweet
https://twitter.com/SaigusaGentaro/status/1306866128476540928
https://twitter.com/SaigusaGentaro/status/1313627096523042816
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【中村格氏 2021年9月22日記者会見】
「また、いまお尋ねのあった捜査の関係だが、これは、私が過去の職で関係した個別の事件捜査に関するお尋ねで、その件は警視庁において告訴を受理し、法と証拠に基づいて、組織として捜査を尽くした上で検察庁に送致し、その後検察庁において不起訴処分がなされ、さらにその後の検察審査会においても不起訴相当の議決がなされたといった経緯をたどったものであることから、その捜査の過程について具体的に言及するのは控えるべきと考えている。その上で、私は様々なポストで数多くの事件捜査、捜査指揮にあたってきたし、その経験がある。そのような中で、捜査指揮にあたっては常に法と証拠に基づいて適切に判断をしてきたと考えている。その姿勢を貫いてきた。法と証拠以外の他事を考慮して、何らかの捜査上の判断をしたということは一度もない。もとより、現行のわが国の刑罰法規に抵触しないということであれば立件ができないのは当然であり、また、適正捜査を進めて収集した証拠を十分吟味して、強制捜査への移行というのは充分に慎重を期すべきであることもまた当然であると考えている」

■1
この事件の一番の問題は、世論をつくる一般の国民にはその争点がほとんど何も知らされなかった、ということです
「被害者」に忖度して詳細を隠して検証もされず、虚偽の事実が信じ込まされるとしたら、それを指摘することも「セカンドレイプ」だと封殺されるとしたらこんなこわい社会はありません。ここは何も「その時にどんな声を出したか」というような悪趣味で興味本位の話ではないことは、すべてのジャーナリストはわかっているでしょう

実刑判決の性被害者で、警察学校で被害者として講座の担当をしたり、被害者支援センターの冊子に寄稿をお願いされたり、匿名で地域テレビの取材も受けた「木村陽子」さんが、フリージャーナリストである松田隆氏の「令和電子瓦版」に以下のような寄稿をして、詩織さんの支援者、フェミニストにすさまじい誹謗中傷を受けました
「最初は伊藤氏に共感できると思って読みはじめた」ブラックボックスについて「伊藤氏は『ブラックボックス』を公的に認められたと記者会見で言ってましたが、私にはまったくそうは思いません。(ほかの、事実の)被害者を迷走させています」
・・・この時のバッシングについて、松田氏は次のように言っています
「正直、不気味だなとか怖いな、とか感じることはありますよ。ネット上とはいえ、オウム真理教のような白い服が押し寄せてくる怖さはあります」

ちなみに民事裁判で鈴木昭洋氏(東京地裁)中山孝雄氏(高裁)山口厚氏(最高裁第1小法廷)の3人の判事がその心証判断に際し、全面的に依拠、忖度したブラックボックスの肝要な部分はすべてご本人の思い込んだ「疑惑」だったことがはっきりしています

【東京高裁 1月25日(月)第3回弁論準備~詩織さんの訴訟代理人弁護団が作成した準備書面】
(1)本件公表行為(1)の②、同(3)の②はノートパソコンでの加害行為を撮影した事実ではなく、被控訴人がそれを疑った事実を摘示したものである
(2)本件公表行為(1)の⑤、同(2)の⑦同(3)は17のデートレイプドラッグを服用させた事実ではなく、被控訴人がそれを疑った事実を摘示したものである
(3)本件公表行為(3)の⑧は、控訴人が被控訴人を負傷させた事実ではなく、無理やり膝をこじ開けようとして痛みを感じた事実を摘示したもの、同16は被控訴人が膝が痛む事実を摘示したもので、いずれも傷害を負わせた前提での社会的評価の低下はない

(但し、最高裁山口厚氏は憲法違反などの上告理由がないとして伊藤、山口双方の上告を棄却、事実認定に直接は関与していません)

【山口氏資料】
【独占手記】私を訴えた伊藤詩織さんへ「前編」|山口敬之
https://hanada-plus.jp/articles/250
【独占手記】私を訴えた伊藤詩織さんへ「後編」|山口敬之
https://hanada-plus.jp/articles/260

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