ストック知識 論理学

野矢茂樹先生の入門論理学を参考にしました


推測     前提を認めてもそこで示されている以外の可能性が考えられる

演繹(推論) 前提を認めたならば、必ず結論も認めなければならないような導出

       導出の正しさはその前提を正しいと仮定した時、その結論が必ず導かれねばならないもかという観点

       正しい論証とは導出が正しいだけではなく、その前提も本当に正しいもののこと。

否定     主張Aを否定して、Aではないと言えるのはその状況でAというと間違いになってしまう時

排中律    Aまたは(Aではない)
排中律を論理法則として認める場合、あいまいな概念を考えないこと。扱われる概念はすべて明確なものに限られる。もう1つ、実在論的で、神の視点を想定するような立場からものごとを捉えていく。

二重否定取則 入れ A→(Aではない)ではない
       取り (Aではない)ではない→A

矛盾律 (Aかつ(Aではない) )ということはない

背理法 Aを仮定して矛盾が導かれるとき、Aではないと結論してよい

導入則    何からその主張が導けるのか(入れ)

除去則    その主張から何が導けるのか(取り)

連言(かつ) かつ入れ A, B→AかつB
       かつ取り AかつB→A
AかつB→B

そして    A, B, AはBに先行する→AそしてB

しかし    A, B, AとBは両立し難い→AしかしB

選言     導入則(または入れ) A→AまたはB
                 B→AまたはB
       除去則(消去法)  AまたはB、Aではない→B
                 AまたはB、Bではない→A

ドモルガンの法則 選言の否定←→否定の連言
         (AまたはB)ではない←→(Aではない)かつ(Bではない)
         連言の否定←→否定の選言
         (AかつB)ではない←→(Aではない)または(Bではない)

ならば    導入則 Aを仮定して、Bが導かれる時、AならばBと結論していい。
       除去則 肯定式 A, AならばB→B
       否定  (AならばB)ではない→Aかつ(Bではない)※

Aを否定するために、AならばB。AならばBではない

       これから、B,Bではないという両立不可能が成り立ち、
       Aと主張すると間違っていることになる。
       
       対偶  AならばB=(Bではない)ならば(Aではない)
       裏        =(Aではない)ならば(Bではない)
       逆        =(BならばA)

推移律    AならばB、BならばC→AならばC

形式的アプローチ 公理系

内容的アプローチ 意味論

述語論理   存在 存在する 存在量化
       全称 すべて 全称量化

全称と存在のドモルガンの法則 全称文 全称の否定←→否定の存在(すべてのものがFである)というわけではない←→Fではないものが存在する
                   すべてはFであるーすべてのXに対して(XはFである)
                   すべてのFはGであるーすべてのXに対して(XがFならば、XはGである)
               存在文 存在の否定←→否定の全称 Fであるものは存在しない←→すべてのものはFではない
                   Fであるものが存在するーあるXが存在し(XはFである)
                   FであるGが存在するーあるXが存在し(XはF、かつ、XはGである)
               
               全称除去 すべてのXに対して[Ax]→At(tは任意)
               全称導入 At→すべてのXに対して[Ax](tは任意性を持つこと)
         
               存在導入 At→あるXが存在し[Ax]
               存在除去 あるXが存在し[Ax]、■ならばC→C



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