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KPOPの10年間を振り返るVol.5〜サブスクで音楽を”聴く”時代へ

音楽を”聴く”時代へ・・・というのは皮肉でもなんでもなく、ここ1、2年で本当に実感したことです。

少女時代やTWICEをテレビで、4MINUTEやBTSをYouTubeで知った私にとって、K-POPはずっと”見る”ものでした。ところがこの10年間で、音楽との出会い方も変化してきました。

Apple Musicで最新のK-POPを通勤中にじゃんじゃん聴くようになったので、曲を好きになってから「どんな人が歌っているのか」、「どんな振付なのか」と検索することが多くなったのです。メジャーアイドルとインディーズの曲を同じように聴いていたというか。

10年間の振り返りの最後は、気軽に最近のお気に入りの曲を紹介するとともに、バラエティ豊かな今のK-POPを楽しみましょう。

|NCT 127 -Kick It(2020)

所属:SM Entertainment

NCTグループはいつも曲がいいイメージがあります。特にこの曲はイントロからサビまでずっとカッコよくて、何度も聴きました。

サビが独特なので振付はどんなのかな?と思いYouTubeで調べたら、想像以上にカッコよくて、曲にも合っていて最高でした。

|ENHYPEN -Drunk-Dazed(2021)

所属:HYBE(Big Hit Entertainment)

これはプレイリストで流し聴きしていても絶対にもう一度聞きたくなる、中毒性のある曲。疾走感のあるサビが最高。エンハイフンの最新曲も良かったので、目が離せないグループです。

|TAEYEON -Weekend(2021)

所属:SM Entertainment

10年前に好きだった少女時代の、リーダーでメインボーカルのテヨン。「Run Devil Run」での歌いっぷりが好きでした。これはレトロな雰囲気が可愛くて、綺麗な高音が生かされていていいですよね。
他にも少女時代のメインダンサーだったヒョヨンが、2020年にHYOとして発表したこちらの曲も、クセになる感じでよく聴いていました。それとジャケットが可愛すぎ。

|JEON SOMI -DUMB DUMB(2021)

所属:YG Entertainment

こちらも斬新な曲ですが、意外とメロディが良くて、つい踊りたくなる。曲自体が2分半とかなり短く、なんか物足りなさが残るので何度も聴いてしまう。
振付も後から調べて見ましたが、なかなかのクセですね。可愛いからいいけど。

|SEVENTEEN -Rock with you(2021)

所属:PLEDIS Entertainment

壮大な、感動的なサビが好き。男性アイドルはあまりYouTubeなどでも見ないので、サブスクで聴くことが多いです。

|SHINee -Atlantis(2021)

所属:SM Entertainment

名前はよく聞いたけど、あまり見ることのなかったシャイニー。2007年から活動していたんですね・・・これはもうイントロからサビまでずっと心掴まれっぱなし。音がオシャレ。

|MONSTA X -Rush Hour(2021)

所属:STARSHIP Entertainment

MONSTA Xはヒップホップの曲がめちゃくちゃカッコよくて、これまでもShoot Out、Alligator、Followなど絶対盛り上がる曲が多いので超おすすめ。
しかしいまだに踊っているところを見たことがない・・・曲の完成度が高すぎて、それだけで満足してしまうのでしょうかねぇ。

|NiziU -Chopstick(2021)

所属:JYP Entertainment

NiziUはStep and a stepも好きでしたが、ここにきてめちゃくちゃ面白いなと。これはサビで「えっ」と思う人も多いのではないでしょうか。
年末の音楽番組で、「お箸の振付が話題!」と紹介されていたのですが、一番に言うことがそれか??と唖然としました。
最近公開されたパフォーマンスビデオのクオリティも上がってるし、色々期待してしまいます。そのまま突き進んでくれ。

以上、最近のお気に入りでした。
並べてみて思うのは、曲は斬新でも歌声がみんな同じように聞こえるというか、グループでももっと個性を出していいんじゃないでしょうか。
K-POPも音楽を”聴く”時代になった(個人的に)わけですから、もちょっと個性的な、それでいて外国人にも気持ちが伝わるような歌手を今後は探したいと思います。

自分が本当に好きな音楽と出会うために

さて、サブスクには色々と批判の声もありますが、そもそも単純に音楽が好きな人間にとっては、音楽本来の楽しみ方・出会い方に立ち帰ることができるものだと思っています。

アルバムジャケット、歌詞カード、MVやダンス、ライブパフォーマンス、ラジオ・テレビ出演、音楽雑誌でのインタビュー、アイドル握手券、売上ランキング、レコード大賞など・・・

ありとあらゆる手で音楽を売るために作られてきたものがたくさんありますが、他人の意見が削ぎ落とされた”音楽”と出会えるのがサブスクです。

日本のプロデューサーの間では、サブスクで聴く層に向けて曲が「イントロなしで最初から歌orサビが始まる」ように作られているらしいのですが、何も新しいものを作ろうとせず、聴く側をバカにしてますよね。

サブスクで出会う音楽は、なんの先入観もないまま耳に入って来るので、本当に自分の好きなものが見つけられます。上から目線の批判の声は放っておいて、サブスクライフを楽しみたいと思います。

そして2021年、K-POPほどバラエティ豊かで自分が好きな曲に出会える確率が高いジャンルはありませんでした。これまで韓国で積み上げられてきたものは、目に見える以上に大きいことをもっと知られるべきだと思います。

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