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犬って何だろう?

皆さんの家族である、犬または猫という動物についてどの程度ご存じでしょうか。毎日過ごしているからこそ、好きなご飯、好きな遊びなどなど…いろんなことをきっとご存じでしょう。しかし、犬も猫も我々と生活を共にするようになる前は野生で生きていました。それが現在も習性や生態として残っているからこそ、病気や問題行動にもなるのです。今日はそんなお話をしたいと思います。

今回は「犬」についてお話します。犬の祖先については以下の説があります。
①オオカミ
②ジャッカル(キンイロジャッカル)
③まだ見つかっていない種
現在有力なのは①の「オオカミ」とする説です。しかし、これはあくまで現在のお話。だって、私が学生の頃は「1192(いい国)作ろう鎌倉幕府」で必死に覚えていたのに現在は「1185年」が有力となっています。(この話は私にとって衝撃でした…では、学生の頃必死で勉強して受けた日本史のテストは何だったのでしょうか(笑))話は脱線しましたが、結局現在有力な説であり、絶対ではありません。私個人的には③まだ見つかっていない種といのもロマンがあるように感じます。

我々のご先祖様は犬の祖先(ここでは、オオカミとしましょう)に餌を与え、最初は敵の襲来を警戒する番犬として使役しました。その後、牧羊犬、軍用犬、警察犬など様々な仕事を犬たちは担い、現在の「ペット」という位置に至るわけです。

犬の一番の特徴は群れを持つ「社会性動物」であることです。これはコミュニケーションが重要となります。尾を振り喜びを示し、耳を寝かせて腹部を見せることで服従の意思を示し、歯をむき出しにして唸ることで怒りを示します。そして、相手との社会的な位置関係を作ることで群れを維持しようとします。この習性をしっかり理解しないとある問題行動に関与してしまうんです。

子犬の頃かわいいからと手を嚙まれても遊んでしまう飼い主をよくお見掛けしました。でも、その遊びの主導権は「子犬」にある状態です。噛んでもいい、噛んでも遊んでくれるという理解から成犬になっても「噛み癖が取れない」という問題行動につながります。

では、どうすればいいのか?簡単です。遊びの主導権は我々「ヒト」にあります。子犬が噛んで痛い場合「痛い!!」と発言し、遊びを我々から終了させればいいのです。子犬は遊んでほしそうにするでしょう.…しかし、ここは心を鬼にして「噛んだら遊びは終わる」ことを伝えるのです。主導権は我々にあり、ヒトが家族社会では上であることをしっかり伝えることが重要です。

他にも、ケージから出して欲しくて吠える場合は吠えることをやめて静かになるまで放っておきます。あくまで、「主導権はヒトにある」。飼い主の判断でケージから出してもらえることを理解する必要があるのです。

話はまたそれてしまいますが、一つだけ子犬の頃に教えてあげてほしいことがあります。それは「ヒトの手」を好きになる子に育てることです。ヒトの手は軽くでも叩くことで「恐怖」の対象になりうる部位です。恐怖の対象になると、手を持ち上げるだけでおびえたり、噛みつくという行動を犬はとるようになります。多少のしつけでは軽く叩くことも必要でしょうが、できればたくさん撫でられ、たくさんのヒトからおやつをもらうことで、手を頭にかざされて喜ぶ幸せな犬になります。ここは我々次第なんです(^_-)-☆

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