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食事量を計算してみよう!(iPhone編)

こんにちは。今回は具体的に皆さんも食事量の計算ができるようにお話していこうと思います。多くの方がお持ちのiPhoneで計算する方法をお伝えします。(ルートの計算ができる電卓ならそれでもOKです)計算が苦手という方でもこの順番にやってみてください。

では例題です!
太郎君の情報:体重10㎏ 去勢雄 犬 
食べているフード:200kcal/100g
最近の悩み:太っているので痩せたい

では、考えていきましょう!
まず以前ご説明した以下の式と係数を使ってRERおよびDERを計算してみましょう!iPhoneは回転を解除して横向きにすると、ルート計算ができるようになります。

①RERの計算が少し難しいですが、以下のように計算してみてください。

ルート計算のあとに「=」を押さずに「×70」をすることがポイントです!
小数点以下はわかりにくいので、RER=393としてこの後の計算をしていきましょう。

②DERを計算してみよう!
ここまでくれば、あとは簡単です。太郎君は去勢していますので、係数は1.4を使います(上のスライド参照)。
DER=1.4(係数)×RER
  =1.4×393=550.2kcal
DERは550.2kcalとなります。

③フード量を決めましょう!
フードのカロリーは袋に書いてありますので、探してみてください。
今回はわかりやすいように200kcal/100gのフードとします。
これはフード100g中に200kcalのエネルギー量があるという意味になります。ということは、100で割れば、「1g中に2kcal」と分かります。
そして、先ほど出したDERをこの「1g中のエネルギー量」で割ってください。

フードの量=DER÷1g中のエネルギー量(kcal)
                 =550.2÷2
     =275.1g

1日に必要なフード量は275.1gとなります。あとは、1日2回ご飯をあげる場合には半分(つまり137.55g)ずつ与えればいいわけです。このカロリー内で1日与えれば、基本的には体重を維持します。(極端に運動量を上げたり、入院などしなければ)

④減量したい場合はどうする?
このフード量は体重10㎏を基本としていますので、量を減らせば減量となります。しかし、急に半分に減らすなど極端なことは避けましょう。最初は10~20%ほど減量し、定期的に体重を見ていきます。水分摂取量により多少の体重増減は日常的に起きていますので、1~2週間おきに測って緩やかに減量していくことをお勧めします。また、おやつのエネルギー量も含めて考えてくださいね。

今回はフード量の計算をお伝えしました。皆さんの生活がより良く、楽しくなれば幸いです。また、フードで重要な栄養についてもまとめていこうと思いますので、どうぞご期待くださいね。


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