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ご飯の量は足りている?

あなたの大好物は何ですか?昨日の夕飯は何でしたか?
我々人間は様々なものを日々食べています。
魚、肉、野菜、お菓子.…でも、犬猫は基本的にドッグフードやキャットフードですよね。それはチョコレートや玉ねぎなど私たちが食べて平気なものが動物には中毒になってしまうから仕方がないことのようにも思います。

では、ご飯の量はどうでしょうか?
今日はたくさん運動した、昨日はずっと自宅にいた、先日は体調が悪かったなど日々の活動性で必要なエネルギー量は異なります。

基本的なエネルギー量の考え方はフードのパッケージに書いてある量で問題ないと思います。しかし、1回目に記事にしたオレオ君を例にすれば、体調が悪いときはどのようにご飯の量を考えればいいのでしょうか。

栄養学の教科書には2つの専門用語が説明されています。
①1日当たりの安静時エネルギー要求量(RER)
 現在の体重を維持するために必要なエネルギー要求量のこと
②1日当たりのエネルギー要求量(DER)
 活動量、繁殖・授乳、成長、環境、健康状態などの条件下によって必要となるエネルギー量のこと

計算は少しコツがいりますが、今では体重を入力することで自動計算してくれるサイトもありますので検索してみてください。

ここまで分かれば、体調が悪いときはゆっくりRERを100%に戻すようにすればいいんです。オレオ君の場合はRER20%からはじめて、30%、50%と増やしていきました。前回もお話したように、消化管の機能維持のために少量頻回で最初は強制的に与えていましたが、少しずつ食欲も戻り、最後は自分から食べてRER100%を達成することができました。

あと、病気の時のご飯で重要なことは「栄養素」です。これはまた後日記事にまとめようと思っています。楽しみにしていただけると幸いです。

最後に栄養管理はとても重要な要素になります。病気で自宅看護が必要になった際は病状にもよりますので、必ず獣医さんに確認してからご飯を与えるようにしてください。

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