これは私の失敗談です。
かつて、私は子供を優秀な子にしようと、子供の意思を尊重せず、自らの価値観を押し付けた子育て、というよりは教育をしていました。

たくさんの習い事をして、そのために自分も疲弊して、ちゃんとした子に育たなかったらどうしようと、何かに追われているかのように焦っていました。

今思うと、本当に後悔・・・。子どもの幸せを思ってやっていたつもりでしたが、方向を間違えていました。子供に対する愛情からというよりは、未来に対する恐れからの行動でした。子供にとっての幸せ、私にとっての幸せが見えていなくて、自分ではなく、世の中から認めてもらおうとしていたのかもしれません。

でも、ある時目が覚めました。
そもそもちゃんとした子って何？
それって、世間が決めた「ちゃんと」だ。
私がこの子たちを認めてあげなくてどうする。

子育ては、子どもが「生きるって楽しい」って思ってくれるように、サポートすることだと気が付きました。笑わせてなんぼだと！

少し重い話になりますが、悲しいことに自ら命を落とす選択をする子供が増えているそうです。いろんな環境や状況が複雑に絡み合っているとは思いますが、「生きるって楽しい」って思える子が増えてくれることを願ってやみません。

少なくとも、親は子供が生きていてくれるだけで幸せですよね。
それを忘れてはいけないなって思っています。

ついつい、足りないことに目を向けて、もっともっとと求めてしまいますが、そこにいてくれることだけで幸せなのです。生きていてくれることは奇跡なのです。

あの頃、もっと笑いあえる時間を持てばよかったと、後悔しています。
私の失敗が、誰かのお役に立てれば、この後悔も浮かばれます！

こんなママでも、「ママ大好き」と言ってくれる娘たちに、感謝の気持ちを込めて。