期待を手放そう
「ここ、こうしたらいいのに」
と思うことは多々あるし、実際口にしてしまうことも多々あります。
さそり座なので、本質を見ようとしてしまうし、見えてしまう。
私が開催しているお話し会に参加してくださる方も、変わりたいけどどうしたらいいかわからない。
と思って参加してくださっているので、
「○○に取り組むといいかもね!」
とお伝えしたりします。
でも、無意識に「変わって欲しい」「どうにか前に進めるようになって欲しい」と力が入ってしまっていて、
「変わることを期待」してしまっていたみたい。
次に会った時に、「まだそれ言ってるの?だからこないだ話したじゃん」と思ってしまうようなことがあって、
「響いてなかったみたい」と悲しくなってる私がいました。
誰しもが、1回説明を受けただけで考え方をがらっと変えられる訳ではないし、
わかってはいても、そう簡単に取り組んで昇華できる問題点でもなかったりするだろうし、
その人なりには取り組んでいるのかもしれない。
だけど、私は、勝手に「相手が変わっていくこと」を期待していて、思うような感じにならないことに苛立ちを覚えていたのでした。
すごく冷たい言い方になるけど、
私の説明を受けとるも受け取らないもその人の自由。
一応受けとるけど、それを参考にするかしないかもその人の自由。
変わるかどうかもその人の自由。
そして、その人の力量にもよる。
受け取ってくれて、変わろうとしてくれたら嬉しいけど、相手の反応は私がコントロールできることでもないし、私がどうこう考えることでもない。
私はただ、「それを伝える必要がある」と感じたなら、伝えるだけ。
その人にとって必要なことなら、すーっと入っていくし、私の言葉で受け取れなくても必要なことは人を変え、言葉を変え、やってくるようになっているから。
相手を何とかしようと思う氣持ちは、優しさでもあるとは思うけど、それは同時に執着でもある。
親にわかってもらいたい。
子どもにわかってもらいたい。
パートナーにわかってもらいたい。
上司や同僚にわかってもらいたい。
これは全部執着になってしまう。
それはとても重たくて苦しい。
私にとっても、相手にとっても。
だから、期待を手放す。
極力受け取れるようには最善を尽くすけども、自分がやるべきことをやったら、あとは相手に委ねる。
受けとろうとする努力も必要よ?
変わりたいなら、何とかしなきゃね。
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