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中学校の美術の授業以来の『絵を描く』ということ

久しぶりに絵を描こうと思って、思い返してみたら、

ちゃんと描くのは、中学の美術の授業以来だと気づきました。
高校は、専攻の関係で美術は無かったので、かれこれ40年以上、絵を描いていなかったのです。

大人になってから何かを描いたかと言えば、娘のダンスの発表会用に制作する衣装の、デザイン画が最後だったかもしれません。
出演するプログラム作品のイメージに合わせ、振り付けの動きを活かし、かつ踊る上で邪魔にならないデザイン画をいくつか描き、まだ子供の頃から娘に選んでもらっていました。

それは、画用紙に色鉛筆という簡素なものでした。

今回絵を描こうと思ってから考えたのは、まず最初のとっかかりは、難しいものでは無く場所をとらず、気軽に始められるものから始めようと考えました。

④パステル画


その上で、暖かみのある絵を描きたいということもあり、パステル画からやってみようと思いました。

 初めてのパステル画 初心者の私は迷走しました。

 いざパステル画を描こうと思ったものの、全く無知な私は、どんな画材があるかを調べるところからスタートしました。
一口にパステルと言っても、種類が豊富なことを知りました。

パウダー、オイル、ハード、パンパステルなど種類があり、それぞれ特徴があります。

④パステル

色々ネットで調べてみると、どんな絵を描きたいかでどのタイプのパステルにするかが判断できそうだったので、私はあっさりしたテクスチャーより、ちょっと重みのあるものの方がよかったので、まずはオイルパステルで探すことにしました。

そして気になるのが安全性。
どんな画材でも、匂いなどを吸い込むことも考えられ、特にパステルは粉状なので、空気中に舞ったものを吸い込んだりする可能性もあります。
また、日常生活では料理したり、化粧などで顔に触るので、いくら手を洗うとは言え手に顔料が付くのは気になります。

いざ画材屋さんに行って、サンプルを手に取ってみると、子供の頃に使っていたクレヨンは、紙が巻き付けてあったので、発色は好きだけれど何も巻いていないパステルには違和感があったり・・・。

紙は巻き付けてあるけれど、色の種類が限られていたり、好きな色目ではなかったり・・・。

海外の綺麗なパステルを目の前にして、使ってみたいな~と思いつつも、プロ仕様のものは決して安いものでは無いので、どこか使いこなす自信が持てず、自宅に戻ってネット検索して考えての繰り返しがしばらく続きました。
そんな中、なんだか安心できそうだったのが、子供の頃からなじんでいる、『サクラクレパス』さんの商品でした。

中でも、『クレパススペシャリスト』という商品があり、
85色88本入りで、パッと見た色の綺麗さと、木の箱に2段で入っている美しさをみて、ちょっとワクワクしました。

サクラクレパススペシャリスト編集

※サクラクレパスさんの『クレパススペシャリスト』です。
サクラクレパスさんのサイトです。こちらに商品の詳細もあります。→https://www.craypas.co.jp/

でも、クレパスって、パステルとどう違うんだろうと思い、これもまた色々ネット検索。

なんと、クレパスとは、1925年に株式会社サクラクレパスが開発したもので、「クレパス」の名は登録商標となっているのだそうです。

線描以外には向いていないクレヨンと、柔らかい色調を表現できるが粉状で定着性のないパステルの、互いの長所を併せ持つ画材であることから、『クレパス』と名付けられたのだそうです。

そして、使用した人の口コミなどをみても、発色や固さ、安全性などを総合的に判断すると、安心できる商品という意見も多く、先ずはパステル画初心者だけど、ちょっと真剣に取り組む入り口としては、持っておいてそんは無いと思いました。

結果、『サクラクレパス クレパススペシャリスト 85色』
を購入することにしました。

 次に必要なのは、用紙です。
こちらもネットで色々検索。
パステルの種類によっても、用紙に色が乗るかどうか違うようで、でこぼこが荒くても、またなさ過ぎてもだめで、相性が大切なようでした。

色々読んでいると、およそふたつの用紙に絞られました。
実際、クレパスと合うかどうかはやってみないとわからないので、ふたつとも購入。

それが、『ワトソン紙』と『マーメイド紙』です。


④ワトソン紙

④マーメイド紙

※私は、スケッチブックタイプを購入しました。上記のスケッチブックはは、共にグラシン紙が1枚ごとに付いています。

そしてパステル画は劣化しやすいので、書き終えた後、一枚用紙を挟む必要があったり(推奨はグラシン紙のようです)、仕上げのスプレーが必要だったりで、これらのほとんどは『世界堂』さんというところで全てそろいました。

※世界堂さんのサイトです。→https://www.sekaido.co.jp/

 何度か世界堂さんの店舗に通い(前職の勤務先が近かったので便利でした)、またネットでも情報を集める日々で、初心者は大変でした。

今となっては、『世界堂』さんのネットショップをみれば、パステル用品については大抵わかるはずなのですが、なにせ初めて取りかかるときは、無知が故に苦労しました。

やっとの事で準備は整い、いざ描いてみようと思うと、イメージはあっても、それを思うように描いて形にすることは難しいです。

なんの基礎も学んだことも無い人間が、絵を描くことって難しいのだと痛感しました。中学生の頃は、美術の先生が教えてくれていた記憶だけはありますが、手法は記憶にありません。
そしてその頃私は、美術の成績は良かったですが、決して絵が得意では無かったと思います。特に『静物』などは、苦手でした。

今でも勿論そんな気持ちですが、少しずつ想いを描くことが出来るようになってきました。

現在はデジタル絵画が主ですが、これからもパステル画は続けていこうと思います。

次回は、パステル画のスタートについて書こうと思います。


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