ジェイン・オースティンの読書会
『ジェイン・オースティンの読書会』(以後、本書)は、映画から入った。
プルーディー役の、エミリー・ブラントの熱演を見て以来、
原作を読みたいと思い続けてきたが、最初にそう思ってから、数年が経った。
その後、同じくアメリカのSF作家、テッド・チャンの作品を
(これまた『メッセージ』という映画で)知って、読み漁り、
彼が個人的に影響を受けたと感じる作家の一人に、
カレン・ジョイ・ファウラー(本書の著者)が、挙げられていることを
知ってなお、本書を手に取るまでには、さらに、数年か