Aki

横浜在住。フィギュアスケートインストラクター。アイスダンス全日本選手権優勝4回、世界選…

Aki

横浜在住。フィギュアスケートインストラクター。アイスダンス全日本選手権優勝4回、世界選手権出場5回、2006年トリノオリンピック出場。  趣味はマラソン。PB3時間59分40秒の市民ランナーでもあります。

最近の記事

滑るということ

 氷の上を歩くことで、重心を真上からスケートの上に落とすことを練習する、というのが前回までの話であった。重心を真上からスケートの上に落とすことを覚えることで、重心がスケートの上にくること、足首、膝、股関節の動きの連動を覚えることを狙っているのである。  そして、足首、膝、股関節に真上から体重がかかることにより、ブレードの上にぶれない力がかかってくる。これが滑ることの前提条件となる。では、歩くことから滑ることにどうすれば転換するのであろうか。歩いていることは前方への移動で、その

    • 氷の上を歩くこと

       初心者の方が氷に立つことができたら、次は氷の上を歩くことを覚えてゆく。この時もブレードは極力倒さない。フラットのままにすべきである。 ①足はまっすぐ立ったまま。 ②爪先を軽く開いて踵は基本付ける。 ②上半身はやや前屈みにする。 ③両手はおへその前に伸ばした状態から少し開いて肩幅くらい。  目の前に大玉があってそれを前屈み気味に抱える感じであろうか。立ちかたはややガニ股気味と覚えればよいであろう。 ガニ股の状態でその場足踏みをしてみるのが最初である。上から強く踏みつけるよう

      • 初めて氷に乗った人が最初に気をつけるべきこと

         アイススケートというスポーツは非常に専門性の高い競技である。というわけで、最初に氷に乗るときはプロのインストラクターのレッスンを受けるのが最適解である、と言ってしまえば元も子もない。、あぁ。これは本当のことで、最初にヘンテコな基礎を覚えてしまうとそれを矯正するのはなかなか大変なのである。もちろん、我流でスケートを覚えてしまった人も諦めずに、確かな技術を持つプロインストラクターに習えば(まぁ、時々プロインストラクターの中にも確かな基本を教えられないインストラクターもいるので先

      滑るということ