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「生き甲斐 IKIGAI 」は世界共通語になる?

いつもみのっちの記事をご愛読いただき、有難うございます。
ええっ〜〜、読んでない・・?ありゃ〜、それはどうなんだろ・・
(このイントロ、もう見飽きた?ま、いいか・・ためグチは引き続き許してね〜)



ヘイ、アキ IKIGAI って知ってるかい?

今日は、僕の永住先のオーストラリアの勤務先であった、ちょっと驚いた些細な出来事の話だ。
自分的には些細なことではないと思うので、こうやって書いてる訳だが・・

今はヘルニア手術のため離れたが、オージー(オーストラリア人)トム(仮名)の運営するデジタル印刷会社でのこと。

トムは日本食のファンで、それ以外にも日本について何か知っている気配だったぜ。

彼が僕を雇ってくれたのも、僕が日本人であることで興味を持ったのと、もちろん僕のデザインスキルが気に入ったということもあるさ。だよな、トム?えっ、ちょっと、ちょっと、話が違うぞ〜(いやいや、ほんと・・)

あまり一般的には知られていないが、オーストラリアと日本は永〜くお付き合いしている国同士。原料や資源・生産物の輸出入は多岐に渡るぞ。

だから、結構日本贔屓のオージーも多く、こうしてトムのように「リアルな日本人」に興味を持つ人も少なくない。

ある日、出社後、トムが一冊の単行本を僕に見せたんだ。
「IKIGAI - The Japanese secret to a long and happy life:生き甲斐 - 永く幸福な人生のための日本の秘訣」


「お〜〜っ、こんなの知ってるのか〜?」と僕。驚いたぜ。

「すし、わさび、うまみ、いくら、てっぱんやき、かいぜん」はもう世界共通語なんだが、「いきがい」もそうなのか?

70年代・80年代の日本の飛躍的な発展は「改善・品質管理」のこの2点のあくなき追求と実戦によるものだ。「改善」の思想を追求・実践する海外企業も多いぞ。

が、しか〜し「IKIGAI - 生き甲斐」を100%オージーであるトムから手渡された時の驚き、分かるかな〜?


海外で認識されつつある日本人の思想。

特に工業製品の品質の高さ、信頼性で日本を世界の檜舞台に押し上げた日本のシステムと思想。

日本が得意とする系列システムは、今でこそ思い切った斬新なアイデアが出にくい状況になってはいるものの、日本が世界の頂点に立つまではすこぶる良く働いた。

自社の系列会社・部署・関連会社内で全てが完結する一気通貫のシステムは、品質維持と安定供給を可能にした要因だぜ。

世界に名を知られた日本企業の功績には頭がさがる。同時に、それらをきっかけとして「日本をもっと知りたい」と思う人々が世界中で急増中だぜ。

最近の脅威的な海外からのインバウンド観光客の激増を見れば、それは容易に分かるというもんだ。

日本人が気づかない間に、世界はリアル日本・日本人をもっと知りたいと考えているんだぜ。

「すし➜わさび➜いくら➜てっぱんやき➜うまみ➜かいぜん➜いきがい」。内面に向かって興味が移っていってるのが分かるだろ。

世界一長寿でヘルシーな食べ物を食べ、よく歩き、年配者でもいきいきと趣味や娯楽を楽しみ生きている。

秘密は一体何なんだ?と思うよな、普通だったら。

そしてこの「生き甲斐を持つ」という思想を見つけたんだよ。


日本一の下足番になれ。

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」

阪急阪神東宝グループ創業者の小林一三(こばやしいちぞう)氏の名言だが、「下足板に従事している人々に失礼にあたる!」「職業差別だ!」という声も聞いたことがあるぞ。そんなのは放っとくぞ〜!いぇ〜い!(言った人達、ごめんやす〜)

この言葉の真意は以下だ。

たとえ最初に与えられた役割(仕事)が自分にとって満足なものではなくても、一生懸命役割を果たして成し遂げていく(平凡なことを完璧にやり続ける)ことで信頼を得て、次の役割(仕事)を与えられる。そうするうちにあなたのことを誰もが放っておかないようになる。だから、あなたはどんどんステップアップしていく。結局、自分のやりたいこともさせてもらえるようになって、やりがいも感じるようになり、次の新たな役割を与えられる。

この思想は海外では(少なくともオーストラリアでは)見当たりにくい。
だから多くのオージー(オーストラリア人)達は、いやいや仕事をしている人が多いように感じる。実際こっちで仕事をしていてよく感じる。

特に一般人に目につきやすいサービス業に多いことに気がつく。

僕は個人的にこの「日本一の下足番になってみろ。」の名言が好きなんだぜ。

確実にステップアップしていくかどうかは知らん。しないかも・・

が、しか〜し、僕が一番好きな部分は「やりがいも感じるようになり」というところだぜ。

僕なら「どんな仕事に就いてもやりがいを見つける姿勢を持ち、改善できるところがないかを前向きに見つける」と言うだろうぜ。

僕の仕事に関する名言はこうだ。

「好きな仕事に就けるスキルを磨く」と、
「どんな仕事でも好きになり、改善できることがないかを見出すスキルを磨く」だ。

僕的にはどっちも同様に重要なスキルだ。

何故かって?そのスキルを磨く最中に「やりがい・いきがい」を感じるからだぜ。もがいていてもやってる最中に生きがいを感じているんだ。

何でもいいんだよ。人様を騙したり、傷つけなきゃいいんだ。どんなことに対してもそう思えることが、実は人生には大切なんだと思うんだぜ。

でなきゃ、毎日毎日いやいや朝起きて、いやいや仕事に行くのか?

そこに「自分の人生、楽しみながら生きるぞ〜!」という姿勢はあるのか?

他人のためじゃないんだよ、自分のためだから、自分で考えて、自分の基準で、一生かけてやればいいんだよ。

成長してゆく過程で、去ってゆくのはやっぱりどうでもいい友達っぽい人達だ。でも、それは決して悪いことではないぞ。それもお互いにメリットがあったはずで、それはそれとして自分のものになっているんだぜ。お互いに・・

FIREを目指してもいい、大金が入らなくてもいい。どんな場合でも気持ちが湧き立ってルンルンと鼻歌を歌っている、それがいいんだぜ。

日本はそういう意味でいい位置に立っているぞ。儒教・仏教・神道のお陰かね・・とにかくいいぞ。

それが海外の人たちも探している「生き甲斐を持って幸せを感じながら生きる」ってことだろ?違う・・?僕はそう思うぞ、間違いない・・

そしてそれを世界中の人達に伝えていこうぜ、英語で。(あっ、また英語の話か・・?もう要らないって・・)(もういい?ごめんね〜・・)

☺︎