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【WSET Lv.4 Diploma】ロンドン本校での挑戦。行く前に不安だったこと、それに対する感想と、D1とD2の学習について。

みなさん、こんにちは!南部です。
今年から、WSET Lv.4(Diploma)コースの受講をはじめました。

ロンドン本校にて、インテンシブコースという、11ヶ月でD1~D6までのすべての課程を終える、最もタイトなコースに通っています。
2/14にスタートし、1ヶ月足らずで、2つの試験を終えました。
本日は、お疲れ自分、ということで、ボランジェN.V.をいただきながらほろ酔いで筆を走らせているため、簡潔な記事にしたいと思います笑

内容は二部立てです。
1つは、Diplomaのインテンシブコースに一人突っ込むことに対して最初に感じていた不安と、それに対する現時点での感想を少し。
そして、2つめは、D1とD2の学習についてです。

行く前に不安だったこと。それに対するいまの感想

ロンドン本校でWSETを受講するなんていう考えは、もともと敬愛する ワイン商えいじさん からもらったものです。えいじさんのDiploma奮闘記 を読んでましたし、えいじさんからもいろいろ教えてもらったおかげで、自分もロンドンで挑戦してみるか、と一歩を踏み出すことができました。

それでも何事も初めは不安なものです。どれだけ情報が増えても不安は生まれると思いますが、今後挑戦する人に少しでも役立つかもしれない、と思い、自分が不安に思っていたことと、それが実際どうだったか、ということについて書こうと思います。

授業についていけるか
ちゃんと予習しておけばついていけます。いまのDiplomaには教科書がある(昔はなかった)ので、それをちゃんと予習しておきましょう。
授業はかなりインタラクティブです。先生がどんどん問いかけて、生徒がどんどん答える。
ただし、指名されて答えさせられる、ということはありませんでした。

ワークショップって何をやるの?自分にできるか?
ワークショップは、試験の想定問題を、3~4人のグループで一緒に考える形式でした。
これもちゃんと予習していれば、それなりについていけます。
ネイティブたちの日常会話にはついていけなくても、勉強していればワークショップにはついていけます!大丈夫!

クラスメートと仲良くなれるか?
クラスメートには、イタリア人が一人いますが、それ以外はみんな英語ネイティブでした。コロナ禍でイギリス以外からの参加は少ないかもしれません。
とはいえ、英語は下手でもみんなめっちゃ受け入れてくれます。思った以上に優しい。
ロンドンは人口の35%がイギリス以外の出身らしいです。さらに短期留学生も沢山いる。ネイティブじゃない人にはみんな慣れてます。

とはいえ、コミュケーションを取ろうという気持ちが大事。
そして、大きな声ではっきりしゃべること。日本人の英語が通じない一番の理由は声が小さいから(単純に何言ってるか聞こえてない)、という説があります。英語に自信がなくても、声をはろう。

ロンドンの授業を受ける意味はあるか?
他を知らないので比較はできませんが、ロンドンでの授業はとても有意義でした。
Master of Wineプログラムの受講生である先生の授業はとてもおもしろかったし、引き出しも多くて、新しい見方をたくさん得ることができました。

またプログラムの内容としては、
授業→ワークショップ(想定問題を複数人で考える)→模擬試験
という風に段階を踏ませてくれるようになっています。
授業のスピード感もよかったし、僕は満足しています。

D1、D2の感想。重要だと思ったポイント

さあ、次はD1, D2の感想とポイントをまとめたいと思います。
ちなみに3/10現在、もちろん結果は出ておりません。落ちた人間が語っているかもしれませんが、あしからず。
(結果は、4ヶ月後。お楽しみに、、、)

D1は、ブドウの生理・栽培・醸造
D2は、ワインビジネス
がテーマです。
試験はすべて論述です。

D1の感想

暗記が大事!!!!!(以上!)

WSETは「理解」が大事。そしてDiplomaではさらに「応用」(application)が大事、と言われます。
とはいえ、理解も応用も、すべては暗記の上に成り立つ、と思います。

D1はワイン生産者でもないかぎり、経験上知っている、ということは普通ありません。
知識があって応用ができないことはありますが、知識がなくて応用ができることはないでしょう。

いまは教科書があるので、試験に出てくる原理原則はすべて載っています。そこをしっかり抑えていくこと。
試験対策としても、知識問題を確実に抑えることがとても大事だと感じました。

というか、結構細かいところまで出題されます。今回も細かい知識問題が問われ、試験後クラスはその話でもちきりでした…。
この問題は、できた人とできなかった人でかなり点数に差が出たと思われます。

と、偉そうにいってますが、僕もまだ合格したわけではないことをご承知おきください…笑
あくまで受験体験記です。笑

D2の感想

事例が大事!!!!!(以上!)

D2ではExamplesを出せ、とめちゃくちゃ言われました。Examplesはすべて加点要素になるそうです(D1もそうらしいですが、D1の担当教官には特に言われませんでした。。。)

どういうことかというと、例えば
「スーパーマーケットの品揃えには、有名ブランドが多い」
と回答するだけでなく、
「例えば、Jacob's Creekとかね」
と、添えてあげる。これが大事だと。

結局、実世界にでたときに、もしスーパーのコンサルになったとして、「有名ブランドを入れましょう」とだけいってもよくわからないから。具体例をあげてはじめて納得感のある説明になると。

とはいえ、D2の教科書にたくさん事例が載っていますので、無理せずそれを抑えることが大事だと思います。

またD2の試験は、D1に比べて、より応用的な側面が強いように思います。
例えば、
「◯◯は、どう✘✘に対抗していくべきか説明せよ」とか
「◯◯は、どうして特定の市場で成功したか説明せよ」など。

そうなると、ただでさえ試験時間が短いなかで、英語でどう書くか、ということにも頭を悩ませる必要が出てきます。
というわけで、とにかく教科書に出てくる便利な英語表現はリストアップして覚えるようにしていました。

例えば、
超高価格帯のお店のことは "the most upmarket retailers" って書けばいいんだなとか、価格の下落圧力のことは "downward price pressure" でいいんだな、とか。
便利な表現をいろいろ覚えておくと、悩まなくていいかなと思います。

ところで、D2試験の出来栄えについては、自分自身、結構微妙だと思ってます。。早く結果ほしーーーー!!☆


以上、今日はここまでとします。
Diplomaの挑戦はまだまだ続きますので、また気づきがあれば書いていきたいと思います!

読んでいただきありがとうございました!



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