中小企業診断士と日本酒
自分の飲酒スタンス
基本的に自宅では日本酒も含めて、アルコールはほとんど飲まないです。
ただ、飲み会に参加する機会は年間100回ぐらいあるので、飲んでいないわけでもないです。
家では1年に1回や2回は飲むこともありますが、たまに観光地とか百貨店で買った日本酒を飲んだり、家にあるお酒ぐらいですかね。
株主優待で送られるビールも気が抜けるぐらい時間が経ってしまうぐらいだったりします。
中小企業診断士は日本酒好き
中小企業診断士は日本酒が好きな人も多かったりします。
以前は大阪の診断協会の青年部で酒蔵巡りをしたりもしていましたし、年配層も日本酒を飲み会でも頼まれることが多かったりもします。
この辺りは「浅野日本酒店」の浅野さんが診断士資格をお持ちだったのが一番大きいと思っています。
ただ、診断士が飲むお酒はなんでもいいわけじゃなくて、銘柄酒の場合が多いですね。
日本酒の市場
日本酒の市場は30年間で大幅に減少しています。ただ、『純米酒及び純米吟醸酒』は30年前より伸びていますし、『特定名称酒』も減少の幅は小さくなっています。
国内はもう伸びないのは間違いないので、輸出を積極化する方向で、考えているような感じを受けます。
美味しんぼのインパクト
食に関しては『美味しんぼ』のインパクトが大きいと感じています。色々と問題があるマンガですが、一般の人は元ネタを追いかけるような人は少ないですし。
54巻で「日本酒の実力」というのがあります。
発売時期が1995年(平成7年)です。ちょうど激減開始のタイミングです。
もちろん、1冊のマンガでそこまでのインパクトがでるのかというのはありますが、一時はコミックスが100万部売れていましたし、自分もこの漫画を読んで、飲むなら純米酒がいいと思いましたし。醸造の技術が凄いことは分かっていますけど。
美味しんぼのインパクトを感じているのはお酒以外の業界で感じているからだったりします。
ちなみに他にも「夏子の酒」が1994年(平成6年)にドラマ化されたり、結構、日本酒が盛り上がった時期だった時期だったりもします。
診断士的な本音
日本酒は美味しいと思っていますし、その時に飲み比べをすると違いは分かります。ただ、どれも美味しいので、これじゃなきゃダメだということにはなりません。大体、お酒の味を覚えてられるほどの味覚はありません。
「獺祭」だとか「越乃寒梅」だとか「八海山」だとか有名なお酒も経験しましたし、それ以外の「銘柄酒」、どれも間違いなく「おいしい」です。
ただ、居酒屋で出てくる一般酒だって、悪くないと思います。
私が居酒屋とかお酒の卸の支援をするときにも、そこまでお客さんはお酒の味は分かんないですよと言っています。
日本人全員が「海原雄山」だったら、味が全てなんですが、そんな国は生きにくいですから(笑)
ただ、シーンは大切ですし、見せ方・提供の仕方はすごく大切だと思います。なので、売り方、提案の話はかなりします。
日本酒と観光
観光において、日本酒は武器であるのは間違いないです。酒蔵巡りも楽しいですし、そこでしか買えないお酒を買うのも楽しいです。
バスツアーでも酒蔵訪問は定番ですし、普段から飲んでなくても日本酒はきっかけになるんですよね。
ただ、日本酒を観光で上手に使えている観光地はあんまりないかもという気がします。これは酒蔵とまちづくり団体との関係性もあると思いますし、酒蔵も囲い込みをしてしまいますし。
日本酒、食事を含めての観光客誘致までやっているところは私が不勉強のせいか、あんまり内容に思います。
そんな中で、奈良の取り組みは上手だと思います。歴史もありますし、見せやすいのもあるんでしょう。売上に繋がっているかは分かんないですけど。
自分が日本酒と観光で提案するなら
目的が集客なのか酒の販売増加なのかで全然違うとは思います。クライアントが酒蔵なのか、自治体・団体かでも違いますし。
ただ、全体的に言えることは酒蔵見学というのは面白いんですが、日本全国に酒蔵は1,000以上あるので、そこまで、珍しいものではないです。私自身も10以上は酒蔵に行っていますし。
もちろん違いはあるのですが、なかなか一般の人にはわかりません。
あとはバスツアーで酒蔵が良く使われるということは、魅力はそれなりにあるけど、それだけで行こうとは思わないっていうことだったりします。
酒蔵も団体も認識するところからですよね。酒蔵に行く人ってすごいマニアだったりする人も多いので、どうしても近い層で固まっちゃいやすいので。
ただ、新規顧客を取り込んでいこうとなると、結局、他の何かとコラボとか仕掛けをしないといけないんですよね。
定番は寺社仏閣とか、道の駅とか、旅館、飲食店とかですよね。
あとはお酒を使ったスイーツですよね。ケーキとかプリンとか饅頭とかいっぱいあるのはありますけど、いつも思うのは、もうちょっと見栄え、変化する形にできないのかと思います。
紅麹で作ったピンクの甘酒はすごく面白いと思いました。これはスイーツにもすごく使えそう。
記事を書いた理由
旅行を行った時にお酒に出会う機会が多かったので。
そして、京都観光に行った時にたまたま日本酒フェアをやっていて、久しぶりに日本酒を飲んだからというのも一つの理由だったりします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?