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正しい問いを

友達の姪っ子が今、高校留学に行っているらしい。
去年会ったときはまだ出発前で、不安げな様子だったけど
肌に合うらしく、1年の予定を延長して2年目に突入したそうだ。

今年の夏に、日本に一時帰国するそうだけど
私の帰国とは時期がちょっとずれるみたいで会えそうにないけど
将来にやりたいことが色々あるみたいで
友達から何かアドバイス?とかあったら聞かせてーと言われた。

私が留学したのは30歳も終わりかけの頃だったから
全くもって状況は違うと思うけど
留学を通して知れて良かった事はなんだろう?と考えてみた。

パッと心に浮かんだのは
「将来何になりたいか?」ではなくて
「どういう自分でいたいか?」という問いだった。

授業の一環でリサーチする中で
ハワイは日本と同じくらい自殺率が高い事を知った。
一概に言える事じゃないけど、生活費の高騰や
就職難が原因と考えられている。
韓国は、学歴主義から子供たちの受験へのプレッシャーが
年々高まっている。

私自身、カメラマンになりたいと夢見て
大学と同じくらい費用のかかる専門学校に行たのに
結局全く仕事につけなかった時に
自分自身を責める気持ちがあった。
正確にいうと、カメラマンになれない自分は
もう終わったも同然と思っていた。

この時に、「将来何になりたいか?」という問いかけじゃなく
「どういう自分でいたいか?」と聞いてくれる人がいたら
よほど楽だっただろうと思う。

職業という名前や、収入の大小で測れない
自分自身の心の満足度に目を向けていれば
他人の物差しに惑わされず、どんな仕事に就いても
幸せでいれる様な気がしている。

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