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2023年はどんな歳になるのかな

 いつも応援してくださる皆様、拙い文章を読んでくださる方々に
お礼を申し上げます。昨年中もありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
訳がありまして、私は昨年9月末より、ワンルームマンションと自宅を
行き来する生活に追い込まれてしまい、体調を崩して今年6月に書籍出版のお仕事のスケジュールにも影響が出ています。

 理由は隣家の独居老人の出すテレビやエアコンの室外機からでる、振動音による体調不良です。12月には急遽隣家との間の外壁だけを防音壁に改装しましたし、インナーサッシの工事も含めて数百万円かかりました。
 それまでに手紙と口頭でお願いベースにて振動音を出さないように伝えましたが、26年前に妻を亡くして、一人暮らしが長く息子さん二人も家を出ているので、注意する人もいなければ聞く耳も持たず、その耳は片方が聞こえていなくて、最近高齢となり、もう一方も補聴器となり、それを契機にどうやら、音声に対しても生活のこともおっくうになり始めている様子。
 車の運転や、近所の高齢女性と歩くことなどはできるけれども、苦情に対しては我関せずというかんじでした。
 行政、区役所などはどこも相手にしてくれず、(民事不介入)
弁護士も振動音に対してはだれも聞くことをしてくれないので、途方に暮れてウイークリーマンションで有名なLという賃貸マンションで眠る日々です。

 しかし、その賃貸も裏がガレージになっていて、建築会社のトラックがたくさん駐車されていて、あろうことか、真下には外車のアイドリングが深夜などいつでも頻繁にあるので、次の物件を探すという方向で明日以降には不動産のお店に行く予定です。
 難聴や外耳道炎があるので耳栓はできず。
 BOSEのカフタイプのノイズキャンセラーをかけても、消える音と消えない音があるので、睡眠導入剤をつかっているが、それも長くつかいないところです。

 新作の小説をなんとか、一編は完成させたものの、集中力がないので気持ちを分散して、外に出ようと画策しています。
 コロナ禍で見合わせていたスポーツクラブに入会してまずはお試しから。
 妊娠するまでは水泳を週末はしてきたものの、この歳になって、痩せて筋力がなくなり、いきなり泳ぐことはできないので、まずはあるく、水になれることや、サイクリングのマシーンなどで少しずつ体に無理のないように
なんとかしていこうと考えています。

 書道は不都合があり、やめてしまったのでこのジムだけはなんとか、自分のペースで続けることができると良いなと思う。
 昨年末には、理不尽な工事をするために小学校時代の友人のお宅が工務店をされていたことを思い出して、彼女に連絡を取り、あとを継いだ弟さんを紹介して貰い、彼女と20年ぶりに再会することができた。
 お互いにたくさんの歴史を刻んでの再会であった、しかし、ただの再会ではなくて、出張エステという形でマンションに来て私の気持ちをほぐしてくれた。彼女は仕事を二つと実家と婚家の介護問題も抱えていて、私よりも十分ハードな毎日出会ったことから、騒音や不眠で薬を頼る自分を恥じた。

 外を見れば、自分よりもハードモードな人の方が多い。
 いかに自分が贅沢で、甘えているのかと思えば、それまで。
 騒音の音源から離れて生きること、今の住まいに固執する主人には関知せず、自分の体を守れるのは自分だけ。新しいマンションを決めて、新しい作品を出版できるように、編集、校正、校閲、表紙デザインまでは、ベストの頭で取りかかれるようにと前を向いて行こうと思う。

 家族の散開。
 これもいつかは訪れることなのだから、ほんの少し早くなっただけ。
 自分がこの家庭を守ることに固執しすぎていたのかも知れない。
 早く、自分一人になってからの生活の基盤を作るという考えにシフトすることも今年は考えねばならないと思うのである。

                了

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